魂のジュリエッタ

「8 1/2」(1963)の女性版。 15回目の結婚記念日を迎えたジュリエッタは、夫の帰宅を待ちわびるが、夫は結婚記念日のことをすっかり忘れている。その晩、夫が寝言で女の名をつぶやくのを聞いてジュリエッタは夫に疑惑を抱く。興信所の調査の結果、夫には若い愛人がいることを知って激しく打ちのめされるジュリエッタ。この間、彼女の心の中で次々と幼年時代の記憶がよみがえる。 ある日、ジュリエッタは隣家のスージーの家に招かれ、美しい青年を紹介され、浮気をほのめかされる。だが、二人がベッドに横たわった瞬間、聖女が出現し、ジュリエッタは我に返った。その後、彼女は精神分析医を訪ね、自分が内心では孤独を望んでいることを知らされる。それを知ったジュリエッタは、今や勇気をもって生きる力を獲得した。

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