カトマンズに散る花

第二次世界大戦時、英印軍のグルカ傭兵だったスヨグ･ビルは、 ビルマ戦線に駐屯し、男の本性を剥き出して生きていた。 しかし日本軍の攻撃の前にあえなく蹴散らされ、ほうほうの体でカトマンズに逃げ帰るが、 その心には癒しがたい傷跡が残された。 そんなスヨグ･ビルを戦地から凱旋した英雄だと褒めそやすばかりの飲み友達、 シブラージュは、スヨグ･ビルを妹たちに引き合わせたいと 自らの屋敷にスヨグ･ビルを招き入れる。