深夜カフェ

4杯の珈琲からなる4つの物語。 1杯目──若い夫婦の直樹と智子。2人は久しぶりに思い出を巡るデートをする。過去の友人たちと会い、昔の記憶が蘇る。智子は記憶が少しずつ失っていく病気にかかっている。思い出の最終地点は直樹が智子に結婚の告白をした深夜のコーヒー屋さん。智子は直樹に告白をする。 2杯目──もうすぐ30歳になる有希。恋人は出来るが、あまり長続きはしない。友達たちは結婚ラッシュ!と、そんな中ようやく運命の人に信吾に出会った!!このまま結婚はダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!の、はずが、元恋人の光と再会してしまう!!!!有希にとっての結婚とは? とうとう30歳の間近の28歳の誕生日を迎える有希であった。 3杯目──哲とマサルは心友同士。哲にはマサルに言えない秘密がある。マサルには哲には言えない秘密がある。その2つの秘密を知らない哲の恋人亜美がいる。哲は秘密を抱え苦痛な日々。マサルは秘密を抱え苦悩する日々。亜美は哲のおかしな様子を見て心配する日々。ある日哲は決意する。ある日マサル決断する。心配ばかりの亜美。哲の秘密とは? マサルの秘密とは? 友情と愛情と小さな嘘を巡る物語。 4杯目──小説家学校の教師をしている前田由紀子。この日の授業は彼女にとって最後の授業になる。前田の犯した罪。罪を回想しながら、寂しい授業が進む。最後の授業が終わり、久しぶりに深夜のコーヒー屋さんへ行く前田。店主の翠と前田の優しい会話が流れる。