ある少女の告白 禁断の果実

(C)1968 日活
憂鬱な受験勉強に明け暮れる坂崎弘は、やり場のない青春のハケ口を悪友との交際で紛わしていた。今日も、弘は遊び友だちのユリから頼まれて、彼女の友人八重子をソープランドから脱走させ得意だった。画家の娘北沢怜子は、そんな弘をひと知れず心配していた。一方弘には、そんな怜子が友だちというよりは女として感じらるのだった。弘が八重子を郷里に帰した日は、怜子の誕生日でもあった。怜子は招待した弘の不参加にわびしさを隠せなかった。その頃弘も、怜子と会いたくて彼女の家の廻りをうろついていた。翌日、怜子は弘に来なかった理由を問い正した。だが弘の返事は曖昧なものだった。

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