新しき民
(C)一揆の映画プロジェクト
治兵衛へいは出産を控えた妻・たみと共に山中の村で静かに暮らしていた。 ある日、たみの兄から蜂起すると聞き、その場に参加するよう促される。渋々従う治兵衛。集まった大勢の農民たちを前に、藩は要求を受け入れる。それで事態は治まったかに見えた。
しかし数日後、一部のものたちが起こした打ちこわしをきっかけに武力衝突へと拡大した。 だが圧倒的な藩の力を前に、一揆衆はひとりまたひとりと倒れていく。
その渦中、治兵衛はすべてを投げ捨て村から逃げることを選んだのだが ――。