あらうんど四万十 カールニカーラン
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高校時代、所属する陸上部駅伝競技の主要メンバーだった晃、タケシ、ヤス、シュンの仲良し4人組は、常にまわりから一目置かれる存在だった。しかし、卒業後は努力を怠り、パッとしない日々。気が付けば40歳が目前に迫ってきていた。
役者として成功する夢を諦め帰郷した晃を迎え、行きつけの居酒屋で、かつてのように語らう4人。あらためて思い返すと、駅伝以外に何かをやり遂げた経験がない。いつしか人生全般、逃げ癖がついていた。口をついで出た言葉は、俺たち昔は輝いていたな――。 意気消沈するなか、思いついたのが、元マネージャーに誘われていたロードレースへの参加だった。
「いい所見せて、俺たちはまだ終わってないって証明しようや」
かくしてアラフォー4人の、挑戦が始まった。