わが闘争

(C)1968 松竹
堤怜子は知的障害を持つ姉の秋乃、妹の時子と美也と岡山市に住んでいた。堤家は祖父の犯した過ちから血の遺伝に問題があり、家も貧しかった。怜子は不良になっていたが、一方では駅の売店で働き、また一方では同人誌に加わり詩を作ったりしていた。同人誌の発表会が行われた夜、同人仲間の吉岡に処女を奪われた怜子は、怒りのあまり吉岡を殺そうそうと思い詰める。しかし印刷工の渋川に止められ、二人で心中するために尾道を訪れた。心中は失敗、二人はその日のうちに結ばれた。怜子は妊娠するが、自分の血に異常があることを恐れ、出産を拒否するのだった…。

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