牙狼外伝 桃幻の笛
(C)2013「桃幻の笛」雨宮慶太/東北新社
魔戒法師の里では、雅美と烈花が二人で放つ新しい技の鍛錬をしていた。それはひとつ間違えば生命を落としかねない危険な技であった。
烈花が里を後にしたある日、雅美の元に北の元老院から派遣されたという女魔戒法師・阿妓が現れる。彼女はある使命を帯びている隠密であり、雅美に力を貸してほしい乞う。雅美は阿妓の申し入れを承諾し、共に北の森へと向かった。
一方、管轄へと戻る途中、烈花が英霊たちの鎮魂歌を奏でていると、笛の音に誘われて女魔戒法師・麻妓がやってくる。彼女は「自分も笛を持っている」と自慢げに美しく輝く笛を見せる。その笛は桃幻の笛という伝説の笛であった。
共に行動しはじめた二組の魔戒法師。彼女たちを見つめる妖しい瞳の正体とは?
雅美よ、烈花よ、力を合わせて罠を打ち破り、闇を切り裂け!!