アシュラ
(C)ジョージ秋山/アシュラ製作委員会
15世紀中期、相次ぐ洪水、飢饉によって荒野と化した京都。それに追い討ちをかけるように始まった日本史上最大の内戦・応仁の乱。その死者数・行方不明者数はあまりにも膨大で、歴史のページ刻むこともできなかった。こんな時代に産み落とされたアシュラは、ケダモノとしてサバイバルを続けながら生き抜いていく。そんな時一人の少女・若狭の優しさと愛、そして法師の教えに触れ、アシュラは次第に人間性を備えていく。言葉を覚え、笑い、喜ぶ日々。しかしそれは苦しみと悲しみの始まりでもあった。やがて天災と貧困が起こり、人間性を失っていく人々。ついに若狭さえも…。果たしてアシュラの運命とは?