モルモット
大ヒット作『サル(2003)』(新薬の人体実験のアルバイト)、『saru phase three(2007)』(抗がん剤の治験)と、世間に衝撃を与えたシリーズ最新作。
児童相談所に勤める相馬玲子は、担当している掛川美咲がヒモのような、だらしない男、俊一との間に子供ができたことを知り不安を感じていた。というのも美咲の第一子で連れ子の花鈴が、美咲の妊娠中のアルコール摂取によって障害をもって産まれてきた経緯があるからだ。
玲子の進言に、美咲はあるうらぶれた産婦人科に何とかお酒をやめられないか、相談しに行く。しかし生活に苦しんでいた美咲はそこで100万円の謝礼が出るという薬を使用することを承諾してしまう。
それが、あまりにも恐ろしい<人体実験>であることを知らずに……。