僕の心の奥の文法
(C)Libretto Films - Norma Productions
1960年代初頭のイスラエル。新世代の若者は、ホロコーストなど二度とあり得ないと思っていて、好戦的でもある。しかしヒンダの息子アハロンは、繊細で暴力的ではない。彼が真に求めているのは教養や芸術であるが、家にいては手に入らない。彼はどうすればいいのか? ホロコーストの生き残りである彼の父親にとって、人間の存在意義は、戦争とそこから生き延びることでしかない。アハロンは両親のようになるのを拒み、3年間一切成長することをやめてしまう。しかし自分にも責任があることを知り、少年から青年になる境界線を越えるための、危険で内なる旅に出ることになる。