ウォール･ストリート

投資銀行につとめるジェイコブ・ムーアは、若くして経済的な成功を収め、ウィニーという女性と交際。順風満帆の人生を送っていた。ところが、勤務先のケラー・ゼイペル社が突然倒産。彼自身も財産を失ってしまうのだった。彼は失意の中で、心のよりどころウィニーに婚約を申ｵ込む。ある日、ジェイコブは大学で開催されるゴードン・ゲッコーの講演会に足を運んだ。ゲッコーは、かつてはウォール街のカリスマ投資家として一世を風靡したが、インサイダー取引で投獄された伝説の人物。8年の刑を終え出所したのだ。昨今の金融業会の強欲ぶりを糾弾し、恐慌以来の金融危機が来ると予言した著書を発表していた。ゲッコーの娘がジェイコブの婚約者ウィニーだった。ジェイコブは、娘との修復を望むゲッコーにある事を申し出る。それは、ケラー・ゼイペル社を破産に追い込んだ、業界の黒幕ブレントン・ジェームズへの復讐を果たすことだった。