ソラニン
(C)2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治
忘れかけていた感情、いま抱えている想いたちを解き放つ、青春恋愛映画。
大学時代の恋人、フリーターでバンドマンの種田と暮らすOL2年の芽衣子は、流れのままの毎日を変えたくて、会社を辞めてしまった。種田にも、音楽にちゃんと取り組んで欲しいとその背中を押すのだが。言葉にならない不安を抱え、それでも生きるしかない若者たちの“青春の1ページ”を鮮やかに紡き出す。
- 公開日
- 2010年4月3日(土)
- 監督
- 三木孝浩
- 撮影
- 近藤龍人
- 音楽
- 安井輝
- 製作年
- 2010
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 126
- INTRODUCTION
- OL2年目で会社を辞めた芽衣子と、音楽の夢をあきらめきれない種田。仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、二人で曲をレコード会社に持ち込むが・・・。原作は、累計60万部突破の人気漫画家・浅野いにおのコミック。世代を超えて読み継がれる傑作が遂に映画化された。主人公の芽衣子を演じるのは、今や国民的女優となった宮崎あおい。本作で初めて歌に挑戦する。音楽への情熱を持ち続ける種田役には、若手注目株の高良健吾が扮している。そのほか桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩、ARATA、永山殉斗、岩田さゆり、美保純、財津和夫など多彩なキャストが登場する。監督はPV界で活躍する三木孝浩。脚本は「ある朝スウプは」で監督を務めた高橋泉が担当。そして、メインテーマ「ソラニン」とエンディングテーマ「ムスタング」をASIAN KING-FU GENERATIONが歌う。
- STORY
- 芽衣子は都内に勤めるOL。恋人である種田は、フリーターでバンドマンをしている。大学時代に軽音楽サークルで知り合った二人は、もう6年もの付き合いになる。二人で暮らす小さなアパート。バイトで朝帰りの種田とすれ違うように、芽衣子は満員電車に揺られて出勤する。やりがいのない仕事と鬱陶しい人間関係。彼女はそんな日常から、飛び出すように会社を辞めた。自由になった芽衣子は、種田がギターとボーカルを担当するバンドの練習を見に行く。メンバーは大学時代のサークルの仲間たち。帰り道、酔った種田は、生活に対する不安を口にする。しかし芽衣子の言葉がきっかけとなり、彼は音楽と真剣に向き合おうとする。バイトを辞めて、レコーディングに集中する種田。今回チャンスを掴めなければバンドを解散すると宣言するのだった。そして、CDをレコード会社やライブハウスに送り、結果を待つ。しかし大手レコード会社から入った連絡は、グラビアアイドルのバックバンドとしてデビューしないかという話だった。夢が破れ、再びゆるい日常に戻る芽衣子に、種田は突然、別れようと言う。
- CASTING
- ●宮崎あおい 1985年生まれ。01年「EUREKA(ユリイカ)で注目され、02年の初主演作「害虫」で数々の賞を受賞する。主な出演作は、NHKドラマ「篤姫」、映画「NANA」(05)、「陰日向に咲く」(08)、「闇の子供たち」(08)、「少年メリケンサック」(09)、「剱岳 点の記」(09)など。 高良健吾 ●1987年生まれ。熊本県出身。06年「ハリヨの夏」で初主演。主な出演作は、「サッドヴァケイション」(07)、「M」(07)、「蛇にピアス」(08)、「禅 ZEN」(09)、「ハゲタカ」(09)、「南極料理人」(09)など。 ●桐谷健太 1980年生まれ。02年、ドラマ九龍で会いましょう」でデビュー。主な出演作は、「ゲロッパ」(03)、「69 sixty nine」(04)、「クローズZERO」(07)、「パッチギ!LOVE&PEACE」(07)、「僕の彼女はサイボーグ」(08)、「ROOKIES-卒業-」(09)など。 ●近藤洋一 1977年生まれ。栃木県出身。ザンボマスターでベースとコーラスを担当。07年、自主イベント「世界ロック選抜」で数多くのミュージシャンと共演。年間90本以上のライブを行う。 ●伊藤歩 1980年生まれ。93年、「水の旅人-侍KIDS-」で映画デビュー。96年、「スワロウテイル」で日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀助演女優賞をダブル受賞。主な出演作は、「カンゾー先生」(98)、「のど自慢」(99)、「リリイ・シュシュのすべて」(01)、「さよなら、クロ」(03)、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(07)、「花のあと」(10)など。 ●岩田さゆり 1990年生まれ。静岡県出身。04年ドラマ「3年B組金八先生」でデビュー。主な出演作は、ドラマ「パズル」「赤い糸」「吉祥天女」、映画「うた魂」(08)、「赤い糸」(08)、「テケテケ2」(08)など。
- 配給会社
- アスミック・エース