リオの情熱

(C)国際放映
南米空路に日航機が初めて就航することが決まったとき、スチュワーデスの加島美奈子は志願してそれに乗ることにしてもらった。彼女の父謙太が、彼女が六歳のときブラジルに渡り、今ではリオの郊外で大農場を経営しているからであった。部長の内諾を得た美奈子は早速その報を父に知らせたが、一方リオでは謙太が大弱りだった。というのは、娘には黙っていたが、実は彼は自分のコーヒー園で失敗し、今では三輪俊介の農園の使用人であったからである。

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