わが母の記
(C)2012「わが母の記」製作委員会
昭和39年、小説家の伊上洪作は、父が亡くなり母の面倒を見ていた。洪作は幼いときに母と離れて暮らしていたため距離を置いていた。妻や3人の娘、妹たちに支えられていくなかで、自身の幼いころの記憶と母の思いに向き合うようになる。母は息子への愛を確かめ、洪作はそんな母を理解し、次第に受け入れていく。
- 公開日
- 2012年4月28日(土)
- 監督
- 原田眞人
- 撮影
- 芦澤明子
- 音楽
- 富貴晴美
- 製作年
- 2012
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、各国の映画祭に名を連ねる『わが母の記』。昭和を生きた日本の家族の物語が、時代も国境も越えて、現代に生きる人々の心を揺さぶり続ける。原作は、日本を代表する文豪、井上靖。自身の人生、家族との実話をもとに綴った自伝的小説が遂に映画化された。監督は、『突入せよ!あさま山荘事件』『クライマーズ・ハイ』などの社会派作品で高く評価されている原田眞人。主人公の伊上洪作に役所広司、母の八重に樹木希林、娘の琴子には宮﨑あおい他、日本を代表する実力派俳優たちの豪華競演が実現した。撮影は、井上靖が家族とともに過ごした東京・世田谷区の自宅で行われた。また、故郷である伊豆・湯ヶ島、そして軽井沢を舞台に山のふもとに広がるわさび田、海から臨む富士山など、残しておきたい日本の美しい風景が物語を彩っている。
- STORY
- 幼少期、兄妹の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、母に捨てられたと思い続け、生きてきた小説家・伊上洪作。父が亡くなり、残された母の暮らしが問題となり、長男である伊上は、妻、琴子ら3人の娘たち、そして妹たちに支えられ、ずっと距離をおいてきた母・八重と向き合うことになる。
- CASTING
- ●役所広司 1956年1月1日生まれ。長崎県出身。主な出演作は、「EUREKA ユリイカ」「回路」(00)、「ドッペルゲンガー 」(02)、「レイクサイド マーダーケース」(04)、「ローレライ」「SAYURI」「THE 有頂天ホテル」(05)、「バベル」(06)、「アルゼンチンババア」「シルク」(07)、「パコと魔法の絵本」「劔岳 点の記」(08)、「十三人の刺客」(10)、「一命 」(11)など。 ●樹木希林 1943年1月15日生まれ。東京都出身。主な出演作は、「東京マリーゴールド」(01)、「Returner リターナー」(02)、「半落ち」(03)、「下妻物語」(04)、「チェケラッチョ!!」(06)、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(07)、「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(10)、「奇跡」(11)など。 ●宮崎あおい 1985年11月30日生まれ。主な出演作は、「EUREKA ユリイカ」(00)、「パコダテ人」(01)、「害虫」(02)、「理由」(04)、「NANA」(05)、「初恋」(06)、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(07)、「陰日向に咲く」「劔岳 点の記」(08)、「ソラニン」(10)、「神様のカルテ」(11)、「天地明察」(12)など。 ●南果歩 1964年1月20日生まれ。兵庫県出身。主な出演作は、「白い犬とワルツを」(02)、「千の風になって」(03)、「感染」(04)、「ニライカナイからの手紙」(05)、「夜のピクニック」「おばちゃんチップス」(06)、「ゲゲゲの女房」(10)、「ジーン・ワルツ」「阪急電車 片道15分の奇跡」(11)など。 ●キムラ緑子 1961年10月15日生まれ。兵庫県出身。主な出演作は、「パッチギ!」(04)、「アインシュタインガール」(05)、「嫌われ松子の一生」「おばちゃんチップス」「神童」「アヒルと鴨のコインロッカー」(06)、「歌謡曲だよ、人生は」「パッチギ! LOVE&PEACE」「舞妓 Haaaan!!!」(07)、「守護天使 」(09)、「テルマエ・ロマエ」(12)など。
- 配給会社
- 松竹