ダイアリー･オブ･ザ･デッド

若者の一団が、山奥で映画を撮影していた。大学の映画学科の卒業制作なのだ。そこに、ラジオから衝撃的なニュースが流れてきた。世界各国で死者が甦り、人間を襲っているというのだ。若者たちがその真っ只中にいるのに、テレビでは沈静化に向かっていると虚偽の報道をしていた。ジェイソンは、この惨劇を後世に伝えるべく、状況を全てカメラに収めることを決意する。彼らが立ち寄った大学の寮は抜け殻となっていて、次に訪れた病院では、医師も看護婦も”生ける死人”となっていた。初めて目の前に現れた敵を前にどう対処していいのかもわからない学生たちは、一人、また一人と犠牲になっていく。ジェイソンも撮影した素材をその場で編集しつつ、次々と動画共有サイトにアップしていく。なんとしてでも生き残り、世界を救うという使命に燃えるのだった。だが、食料や物資も底を突き、徐々に、しかし確実に、世界は終焉へと向かっていたのだった。