初恋の想い出

1970年代の中国。幼馴染のチー･ランとホウ･ジアは、成長して大学受験。二人は合格し、ホウ･ジアはそれを母親に告げる。ところが母親は、父親が亡くなったのは自殺であり、チー･ランの父親が原因だと言う。そして、彼女とは付き合わないように叱責するのだった。ホウ･ジアはチー･ランに訪ねてくるなと言い、理由は父親に聞けと冷たく突き放した。彼女は兄や両親に尋ねたが、誰も真相を答えてはくれなかった。『ロミオとジュリエット』に感動したチー･ランは、ホウ･ジアに会い、想いの丈を込めてその本を手渡した。自分たちの境遇をロミオとジュリエット重ねたのだ。ホウ･ジアは母親の気持ちを汲んで留学を決めた。そして、二人は離れ離れになってしまった。時は過ぎ、チー･ランの父親が癌末期とわかる。余命短いチー･ランの父親は、ホウ･ジアの母親に電話し、昔の事件のことを謝罪した。そして、ホウ･ジアを家に呼んで欲しいと頼んだ。家を訪ねたホウ･ジア。チー･ランの父親は、娘と結婚して欲しいと頼む。しかし、チー･ランは、ホウ･ジアと会おうとはしなかった。ある年、チー･ランは、ホウ･ジアと偶然再会する。