バグズ・ワールド

公開日
2008年6月28日(土)
監督
フィリップ・カルデロン
製作
ティエリー・コミショナット ベノア・ティエレ
撮影
ピオトル・スタドニッキ
音楽
フレデリック・ウェーバー
声優
ナレーション=ベノア・アレマン
製作年
2006
製作国
上映時間
82
INTRODUCTION
一匹の女王蟻を中心に、数百万匹のシロアリが帝国を築いている。秩序正しく管理されたSF未来社会のようだ。本作は、ミクロの世界で繰り広げられる、壮絶な昆虫世界を描いた一大スペクタル。最新の撮影機材、ボロスコープ・レンズを使って、迫力ある映像を捕えることに成功した。この映画の主役は、帝国を築くオオキノコシロアリと集団で放浪するサスライアリ。この2種の昆虫による死闘の記録である。監督は、フランスのドキュメンタリー界の鬼才フィリップ・カルタリー。ナレーションは、「さよならモンベール」の俳優ベノア・アレマンが担当している。
STORY
西アフリカの中央サバンナ。オオキノコシロアリの巨大な巣である、蟻塚が点在している。それぞれの巣には、一匹の女王アリを中心に数百万匹のシロアリたちが秩序正しい帝国を築きあげているのだ。巣は外敵からの攻撃を防ぐため完全防備され、まさに要塞となっている。その要塞に、獰猛なサスライアリの軍団が迫る。その数2千万匹の大群。サスライアリの攻撃で、帝国は大混乱に陥ってしまう。シロアリの帝国はサスライアリの侵略を阻止することができるのだろうか。
CASTING
●オオキノコシロアリ 定住型で平和主義。枯れ木や菌類、木の葉が食料。働きアリは体長4mm 。幼虫や子供の世話をする。兵隊アリは体長8mm。敵の侵入を阻止する役目。羽アリは二対の羽を持ち、雨季に外に飛び出し交尾をする。彼らのグループの中から、将来の王と女王が生まれる。王と女王は要塞の中心の居室で暮らす。何千という働きアリたちが食事を与えたり、身体を清潔にしてくれるのだ。女王は生涯1億個以上の卵を産む。 ●サスライアリ 放浪型で戦闘的。肉類や無脊椎動物が食料。働きアリは不妊のメスで、幼虫を育てたり巣の管理、食料を集める役目。兵隊アリは、コロニーを守る役目で、巨大な頭と大型の顎を備えている。繁殖できるのはオスと女王アリのみ。他のアリは器官がない。オスの蟻は交尾のためだけに存在し、交尾が終わると死ぬ。その身体は食い尽くされてしまう。

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