カメレオン
(C)2008「カメレオン」製作委員会
野田伍郎、25歳。彼は廃工場の倉庫でひっそりと暮らしている。仲間の公介、純、達男たちと小さな詐欺をしてバカ騒ぎをする毎日。未来も希望もない、その場限りの日々は、過去を持つ伍郎にとって平穏でもあった。そんな彼は、占い師・小池佳子と出会う。ある日、いつものように小銭を騙し取った伍郎たちは、帰り道で拉致現場を目撃する。それは、国会を揺るがせた重大事件の重要参考人だった。その日から、伍郎たちに危険な罠が襲ってくる。闇の強大な組織が執拗に迫ってくるのだ。仲間が一人また一人消されていく。ついに、彼の目の前で佳子が崩れ落ちる。伍郎は、ひとりで強大な組織へ復讐を決意するのだった。