GSワンダーランド

ビートルズ来日公演に影響され、若者たちは次々とバンドを結成。GSブームが訪れた。そんな1968年、日本中の若者が憧れる日劇ウエスタン･カーニバル。北海道から家出同然で上京してきた大野ミクは、日劇前に立っていた。一方、マッシュルームカットのマサオは、GSに憧れ日劇のステージに立つと宣言する。演歌専門のファインレコーズは、GSブームにあやかろうと新人バンドを探していた。佐々木は、松田社長や鎌田専務などの上層部に、3ヶ月でGSバンドをデビューさせよと命じられる。佐々木は、弱小プロダクションを営む梶井に無理難題を押しつけ、スカウトに走らせた。ひょんなことで知り合ったマサオ、シュン、ケンタは、GSバンド、ザ･ダイアモンズを結成。それを聞きつけて、梶井はデビュー話をもちかけるのだった。そして、事務所に押しかけた歌手志望のミクを男装させて新メンバーにしてしまう。急なデビューが決まり、4人は合宿生活をはじめるのだった。