おおかみこどもの雨と雪

「おおかみおとこ」と恋に落ちた女子大生の花は2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられた子どもたちは、人間と狼の2つの顔をもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅で静かに暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然亡くなったため、花は、雪と雨をつれ豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。しかし人目を避けて引っ越してきたはずが、いつの間にか里の人たちにお世話になっている。花は人の繋がりの不思議さと感謝の気持ちを感じていた。 それぞれの道を歩き出した雪と雨に、選択のときが迫っていた。「人間として生きるのか」それとも「おおかみとして生きるのか」。そして花にも、決断のときが迫っていた。 はたして2人の《おおかみこども》の選択をどのように見守るのか。