奈緒子
(C)2008「奈緒子」製作委員会
長崎県の波切島で、喘息の療養中だった少女・奈緒子が、過って海に落ちた。命を救ってくれた男性の死は、その息子・雄介の怒りと悲しみの言葉で、幼い奈緒子の心に永遠に消せない罪の意識を刻むのだった。そんな残酷な運命で結ばれた二人が、高校生になって再会する。駅伝に賭ける天才ランナーの雄介と奈緒子の、切ない青春の日々を描く。
- 公開日
- 2008年2月16日(土)
- 監督
- 古厩智之
- 撮影
- 猪本雅三
- 製作年
- 2008
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 120
- INTRODUCTION
- 「ビッグコミック スピリッツ」で長期連載されたコミック、「奈緒子」が遂に映画化。小学生時代の奈緒子が遭遇した事故。少年・雄介との複雑な関係。そして、時を経て再会し、彼らの青春が走っていく。ヒロイン・奈緒子を演じるのは、『スウィングガールズ』「のだめカンタービレ」など話題の映画、テレビなどで目覚ましい活躍を続けている上野樹里。もうひとりの主人公・雄介を「14才の母」『恋空』などで人気上昇中の三浦春馬がさわやかに演じている。ほか、笑福亭鶴瓶、光石研、山下容莉枝、佐津川愛美、柄本時生、綾野剛など魅力的なキャストが結集。監督は『ロボコン』や『さよならみどりちゃん』など、青春映画を描いてきた実力派、古厩智之が務めている。また、人気ロックバンド、ポルノグラフィティが映画主題歌「あなたがここにいたら」を担当しているのも話題である。
- STORY
- 12歳の奈緒子は、喘息の療養のため長崎県波切島に訪れていた。そこで、10歳の少年・雄介と出会う。奈緒子は両親と一緒に釣り船に乗っていた時、過って海に落ちてしまう。奈緒子を助けた雄介の父は、かわりに命を落としてしまった。それ以来、奈緒子は罪の意識に苦しみ続けるのだった。6年が過ぎた。奈緒子は東京で雄介と偶然再会。雄介は天才ランナーとして、高校陸上界の期待の星になっていた。6年前の事を話すが、彼は「もう忘れた。誰も恨んじゃいねぇ」と吐き捨てるのだった。雄介は短距離から駅伝へ転向。じっとしていられない奈緒子は、雄介を観に九州までやって来た。偶然、彼への給水係を頼まれる。だが、水を差し出す奈緒子の姿に雄介は動揺し給水を拒む。それが原因で、脱水症状で倒れてしまうのだった。奈緒子の悲しみはさらに深まっていく。そんな事情を知った波切高校陸上部の西浦監督は、あの事故以来止まっている、雄介と奈緒子の時間を再び動かそうと考える。そして、奈緒子をマネージャーとして陸上部の夏合宿に迎え入れるのだった。こうして、奈緒子と雄介、高校駅伝長崎代表を目指す部員たちの夏が始まった。
- CASTING
- ●上野樹里 1986年5月25日生まれ。兵庫県出身。03年「ジョゼと虎と魚たち」で映画デビュー。04年「スウィングガールズ」で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。主な出演作は「笑う大天使(ミカエル)」(06)、「出口のない海」(06)、ドラマ「のだめカンタービレ」「冗談じゃない」など。 ●三浦春馬 1990年4月5日生まれ。茨城県出身。06年ドラマ「14才の母」で注目される。主な出演作は、ドラマ「ファイト」「いま、会いにゆきます」「アンフェア」、映画「恋空」(07)、「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(08)など。 ●笑福亭鶴瓶 1951年12月23日生まれ。大阪市出身。落語家として活躍。主な出演作は、「東京上空いらっしゃいませ」、「13階段」、「母べえ」など。
- 映倫
- 99
- 配給会社
- 日活