眠れる美女
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ベルリンの街角にその館は建っていた。謎めいた館には、信用のおける年老いた顧客だけが出入りできる。孤独な事業家エドモンドは、15年前、妻と娘を自動車事故で亡くしてから、絶望感に包まれた暮らしをしている。その様子を見て、友人のコーギが、あの館へ行くことを勧めるのだった。そこには、深く眠らされた全裸の美少女がベッドに横たわり、お客と一夜を共にする。だが、何をされたか、誰が傍らにいたのかも、眠り続ける少女たちには解らない。エドモンドが館を訪れると、上品でミステリアスなマダムに案内された。豪華な部屋の奥のベッドには、白い肌の少女が横たわっている。乱暴に扱っても目を覚まさなかった。2週間後、彼はまた館を訪れる。すっかりこの館の虜になった彼は、規則に反して少女が目覚めるのを見たいと思い、街で出会ったら声を懸けたいと言い出す。マダムはつまらぬ感情は禁物だと、規則を理由にエドモンドを近づけない。突然館を訪れたエドモンドは、玄関先で追い返される。1週間後、マダムは少女をエドモンドにあてがう。今回の少女は“眠れる美女の見習い”だった。次は情熱的な女の子。2日後、館を訪れたエドモンドは、老人が死亡した記事の件でマダムに詰め寄る。ある夜、マダムが人を使って、布に包まれた何かを運び出す瞬間を見ていたのだ。一体この館には、どんな秘密があるのだろうか。
- 公開日
- 2007年12月15日(土)
- 監督
- ヴァディム・グロウナ
- 脚本
- ヴァディム・グロウナ
- 撮影
- シーロ・カペラッリ
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 独
- 原題
- House of the Sleeping Beauties
- 上映時間
- 103
- 配給会社
- ツイン