犬と私の10の約束
(C)2008「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
世界中を愛と優しさでつなぐ、作者不詳の短編詩「犬の10戒」をモチーフに。
北海道・函館に暮らす14歳のあかりは、最愛の母を病気で亡くし、働き盛りの優秀な医師だった父とのぎこちない生活のなかで、母が”ソックス“と名付けたゴールデン・レトリバーの子犬と共に成長していく。寂しさや悲しみも全部、受け止めてくれるソックスの存在は、二人だけになった家族の、そしてあかりと親友・進の絆を特別なものにする。犬と少女の、10年におよぶ愛と感動の軌跡。
- 公開日
- 2008年3月15日(土)
- 監督
- 木本克英
- 撮影
- 藤澤順一
- 製作年
- 2008
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 117
- INTRODUCTION
- 函館で暮らす14歳の少女・あかりの家に、一匹の子犬がやてきた。犬を飼う時の「10の約束」、それを交わした時から、あかりと子犬は一緒に大人への道を歩き始める。作者不詳の短編詩「犬の10戒」をもとに、一匹の犬と一人の少女のかけがえのない10年間の物語が誕生した。少女時代のあかり役には、『日本沈没』、『Little DJ?小さな恋の物語』の福田麻由子。成人したあかり役には、『ゲゲゲの鬼太郎』、『夕凪の街桜の国』などヒット作で、女優としての成長が著しい田中麗奈が演じている。幼なじみの進には、『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。あかりの母・芙美子には、実力派女優・高島礼子が扮している。父・祐市には幅広い演技で高く評価されている豊川悦司。監督は、『ゲゲゲの鬼太郎』の大ヒットが記憶に新しい本木克英が務め、脚本はCMクリエイターとして活躍の澤本嘉光が担当。そして、『八月のクリスマス』、『四月の雪』などの美しい楽曲を作曲した韓国映画音楽界の巨匠、チョ・ソンウが音楽を手掛けている。また、主題歌を人気アーティストBoAが歌うのも大きな話題である。
- STORY
- 14歳の斉藤あかりは、大学病院に勤める父の祐市、母の芙美子とともに函館で幸せに暮らしている。ある日、母親が体調を崩して入院。心配と淋しさで胸を痛めていたあかりのもとに、一匹の子犬が迷い込んできた。あかりは子犬を連れて母を見舞い、飼うことを許してもらう。前足の片方だけが靴下を履いたような白いゴールデン・レトリーバーに、「ソックス」と名付た。あかりは、犬を飼うときは「10の約束」をしなければならないと母親に教えられるのだった。春の終わりに一時退院した母は、自分が夏まで生きられないことを知っていた。突然の別れにあかりはショックを受け、首が曲がらなくなってしまったのだ。その頃あかりは、ソックスがやって来た真相を知る。母があかりのために近所のおじさんから譲り受けてくれたのだ。あかりは、ソックスが側に居ることで癒され、曲がらなくなった首が治った。同級生の星進は、クラシックのギタリストを目指している。そんな彼の素直で純粋な優しさも、あかりを慰めてくれた。やがて、父は大学病院を辞め開業医となった。それから7年、22歳になったあかりは、大学の獣医学部に通っている。ある日、ギタリストになる夢をかなえて海外留学から帰国した進と再会。二人は惹かれあい、恋におちた。大学を卒業したあかりは、子供の頃から憧れていた旭川市の旭山動物園に就職する。そんな時、進の身に思いがけない事件がふりかかる。
- CASTING
- ●田中麗奈 1980年生まれ。福岡県出身。98年映画「がんばっていきまっしょい」で第22回日本アカデミー賞新人俳優賞。主な出演作は、「はつ恋」(00)、「東京マリーゴールド」(01)、「姑獲鳥の夏」(05)、「ゲゲゲの鬼太郎」(07)、「銀色のシーズン」(08)など。 ●加瀬亮 1974年生まれ。神奈川県出身。02年「五条霊戦記//GOJOE」で映画でビュー。主な出演作は、「ロックンロールミシン」(02)、「花よりのなほ」(06)、「ハチミツとクローバー」(06)、「オリヲン座からの招待状」(07)など。 ●福田麻由子 1994年生まれ。東京都出身。「女王の教室」「白夜行」演歌の女王」などドラマで活躍。主な出演作は、「下妻物語」(04)、「同じ月を見ている」(05)、「日本沈没」(06)、 「L change the world」(08)など。 ●池脇千鶴 1981年生まれ。大阪府出身。主な出演作は「大阪物語」(99)、「ジョゼと虎と魚たち」(03)、「ストロベリーショートケイクス」(06)など。 ●布施明 1947年生まれ。東京都出身。主な出演作は、「ラヂオの時間」(97)、「みんなのいえ」など。 ●高島礼子 1964年生まれ。神奈川県出身。主な出演作は、「極道の妻たち」(98)、「長崎ぶらぶら節」(00)、「隠し剣 鬼の爪」(04) ●豊川悦司 1962年生まれ。大阪府出身。主な出演作は、「12人の優しい日本人」(91)、「北の零年」(05)、「大停電の夜に」(05)、「フラガール」(06)、椿三十郎」(07)など。
- 配給会社
- 松竹