フリーダムランド

低所得者向け集合住宅アームストロング団地。夜道、白人女性が虚ろな表情で、手は血まみれで歩いていた。やがて、病院に入って行った。ロレンゾ刑事は、カージャックの事件で被害者のいる病院に呼び出された。被害者は、団地を彷徨っていた白人女性ブレンダ･マーティンだった。彼女は、勤務先であるアームストロング団地の子供クラブから帰宅途中、黒人男性に襲われて車を奪われたという。話がおかしいことに気付いた刑事が問いただすと、後部座席に4歳の息子が眠っていたと言った。ギャノン市警は、強硬にも住宅一帯を封鎖させた。団地から出られなくなった住民は、犯人扱いされたことに怒り、抗議を始めたのだ。なぜ、彼女は夜中に息子を連れて団地にいたのか?なぜ、息子が車に乗っていたことを黙っていたのか?捜査は行き詰まってしまう。ロレンゾ刑事は、行方不明になった子供の捜索を行うボランティアのリーダー、カレンに協力を要請。誘拐犯は、フリーダムランドと呼ばれる閉鎖された養護施設に子供を隠す可能性が高いと彼は指摘した。ロレンゾたちは、フリーダムランドへ向う。そこで、彼らに驚くべき真相が明らかになるのだった。