百万長者の初恋

財閥3世のジェギョンは、18才の誕生日を機に祖父が残した莫大な遺産を相続することになっていた。ところが、祖父の遺言状には、田舎のポラム高校を卒業することという条件が書かれてあったのだ。自主退学した場合は、遺産は社会に還元され、権利放棄の場合は0.1％だけ相続されるのだった。遺産をすぐに全額手に入れるには強制退学しかないと考え、都会を離れて田舎のポラム高校へ通うのだった。登校初日にケンカを起こすが思い通り退学にならない。校長に裏金を渡して強制退学を頼みこむが、逆に説教されてしまった。ジェギョンは同じクラスの委員長ウナンのことが気になり始めた。自分が育った孤児院のためにミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を計画する彼女。ジェギョンはすっかり恋に落ちてしまった。しかし、ウナンには肥大性心筋症という恐ろしい病の影が忍び寄っていた。