幸福な食卓
(C)「幸福な食卓」ASSOCIATES
誰かが話したいことがあれば、朝の食卓を家族4人が囲む中原家。佐和子が中学3年生の始業式当日を迎えたその朝、唐突に「父さんは、今日で父さんをやめようと思う」と切り出される。そんな言葉で、幸福な少女時代が終わりを告げようとしているのも知らず、バラバラの家族をつなぎ止めようとするが。
- 公開日
- 2007年1月27日(土)
- 監督
- 小松隆志
- 撮影
- 喜久村徳章
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 108
- INTRODUCTION
- 佐和子が中学校生活最後の1年を迎える時、父親が突然、「父さんを辞めよう」と言う。高校受験を前に小さな心を揺らす佐和子、この家族はどうなっていくのか。原作は、映画化が待ち望まれた、作家・瀬尾まいこの「幸福な食卓」。同作は第26回吉川英治新人文学賞を受賞している。主人公・佐和子を演じるのは、『ユピサキから世界を』で主役を演じた北乃きい。恋人、大浦役には、映画『亡国のイージス』『この胸いっぱいの愛を』の勝地涼。兄役には『スウィングガールズ』の平岡祐太。小林ヨシコ役には、さくら。両親役には石田ゆり子、羽場裕一が存在感たっぷりに演じている。監督は、『ワイルド・フラワーズ』の小松隆志が務めている。また、撮影は『黄泉がえり』の喜久村徳章が担当。そして全編を彩る音楽は、日本を代表するヒットメーカー、小林武史。主題歌は、Mr. Childrenの名曲「くるみ」が新たに「くるみ-for the Film-幸福な食卓」として甦る。
- STORY
- 佐和子の中学校生活最後の1年が始まる、始業式の朝。彼女の父親は、「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」と言う。父親は教師で母親は主婦、兄の「直ちゃん」と4人にで暮らしている。お互いが何か”言いたいこと”を抱えたときは、必ず四人が顔を揃える毎朝の食卓の場で伝え合う中原家。3年前に「父さん」が心の崩壊をし、優秀だった「直ちゃん」は大学進学を辞めて農業をやり、「母さん」は家を出て一人暮らしを始める。それでも、「父さん」と「母さん」は日々連絡を取り合っているし、毎朝の食卓は健在だった。この父さんのひと言で、新たな波紋を投げかけたのだ。高校受験を前にした佐和子。彼女の前に転校生の『大浦くん』が現れ、彼の存在は佐和子にとって大きなものになっていく。
- CASTING
- ●北乃きい 1991年生まれ。神奈川県出身。「ミスマガジン2005」グランプリを受賞。主な出演作は、朝の連続ドラマ小説「純情きらり」(06)、ドラマ「14歳の母」(06)など。本作で映画デビューとなる。 ●勝地涼 1986年生まれ。東京都出身。05年『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作は、『リリイ・シュシュのすべて』(01)、『花よりもなほ』(06)など。 ●平岡祐太 1984年生まれ。広島県出身。映画『スウィングガールズ』で05年第28回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。主な出演作は、『いま、会いにゆきます』(04)、『NANA』(05)、『チェケラッチョ!!』(06)、『TRICK-劇場版2-』(06)など。 ●さくら 1983年生まれ。愛知県生出身。04年、映画『下弦の月~ラスト・クウォーター』で映画デビュー。主な出演作は、ドラマ「貞操問答」、家族~妻の不在・夫の存在~」など。 ●羽場裕一 1961年生まれ。長野県出身。主な出演作は、『大夜逃』(95)、『極道の妻たち~危険なかけ~』(96)、『ekiden』(00)など。 ●石田ゆり子 1969年生まれ。東京都出身。88年『悲しい色やねん』で映画デビュー。主な出演作は、『秘密』(99)、『黄泉がえり』(03)、『解夏』(04)、『四日間の奇蹟』(06)、『北の零年』(05)など。
- 映倫
- 99
- 配給会社
- 松竹