プロデューサーズ
かつてブロードウェイの王様と謳われた大物の演劇プロデューサーのマックス・ビアリストックは、過去の栄光は消え、今では老婦人たちから小切手をせびりとって暮らしている。ある日、マックスのオフィスに、会計士のレオ・ブルームが、帳簿を調べにやって来た。その帳簿には、<出資者から金を集める→ショウがコケる→出資者に配当を払わなくてすむ→プロデューサーが儲かる>という、ショウ・ビジネスの摩訶不思議なカラクリが書かれてあった。200万ドルの出資金を募り、失敗確実のショウを上演すれば、丸ごと200万ドルが手に入るではないか。マックスは、その企みにレオを巻き込もうと口説くが、小心者のレオは、逃げ出してしまった。ところが、レオは、子供のころから憧れていた演劇プロデューサーになる夢をかなえたいと思い、マックスの元に舞い戻ってコンビを組むことを承諾するのだった。さっそく史上最低のショウの準備にとりかかるふたり。第一歩は、史上最低の脚本を探すことだった。『春の日のヒトラー』という脚本が見つかり契約。次は史上最低の演出家と見込んだロジャー・デ・ブリーを「トニー賞が取れるかも」というマックスの甘い囁き口説き落とす。出演者は、彼らの前で下品がダンスを踊ったスウェーデン娘のウーラ。ヒトラー役のオーディション、なかなかピッタリの俳優がみつからなかったが、脚本家のフランツが役者たちに手本を示そうとしたそパフォーマンスを見て、マックスは彼に決定した。さて、史上最低もショウはどうなることやら。
- 公開日
- 2006年4月8日(土)
- 監督
- スーザン・ストローマン
- 音楽
- パトリック・ブレイディ
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 米
- 原題
- THE PRODUCERS
- 上映時間
- 134
- INTRODUCTION
- 一晩で大コケする史上最低なミュージカルを作り、その製作費200万ドルを持ち逃げしようと企む落ち目のプロデューサー・マックスと、小心者の会計士・ レオ。失敗作で大儲けする方法を大発見して、「最低の脚本」「最低の演出家」「最低の出演者」を集めるのだった。彼らの企みは成功するのか?本作は、トニー賞12部門、2001年に史上最多受賞したブロードウェイの最高峰に君臨する伝説のミュージカル完全映画化したものである。ブロードウェイの舞台版で、演出・振付を担当し、トニー賞に輝いたスーザン・ストローマンが初メガフォンをとり、舞台のライブ感をダイレクトにスクリーンに移行させ、大幅なスケールアップをはかった。製作、脚本、作詞・作曲は、もちろんメル・ブルックス。プロデューサー・マックスを演じるのは、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされたネイサン・レイン。小心者の会計士・レオの役には、やはり舞台でレオを演じたマシュー・ブロデリック。また、脇を固める役者陣にも、最強の顔ぶれがそろった。ドレスの似合う演出家ロジャーに扮したゲイリー・ビーチと、アシスタントのカーメンに扮したロジャー・バート。『奥さまは魔女』のウィル・フェレルが、最低の脚本の作者フランツ役で登場する。女優志望のスウェーデン娘ウーラに扮したユマ・サーマン。ミュージカル・シーンに挑んだという彼女は、オーディション・ナンバーの”When You Got It, Flaunt It”で、セクシーぶりを発揮している。
- STORY
- かつてブロードウェイの王様と謳われた大物の演劇プロデューサーのマックス・ビアリストックは、過去の栄光は消え、今では老婦人たちから小切手をせびりとって暮らしている。ある日、マックスのオフィスに、会計士のレオ・ブルームが、帳簿を調べにやって来た。その帳簿には、<出資者から金を集める→ショウがコケる→出資者に配当を払わなくてすむ→プロデューサーが儲かる>という、ショウ・ビジネスの摩訶不思議なカラクリが書かれてあった。200万ドルの出資金を募り、失敗確実のショウを上演すれば、丸ごと200万ドルが手に入るではないか。マックスは、その企みにレオを巻き込もうと口説くが、小心者のレオは、逃げ出してしまった。ところが、レオは、子供のころから憧れていた演劇プロデューサーになる夢をかなえたいと思い、マックスの元に舞い戻ってコンビを組むことを承諾するのだった。さっそく史上最低のショウの準備にとりかかるふたり。第一歩は、史上最低の脚本を探すことだった。『春の日のヒトラー』という脚本が見つかり契約。次は史上最低の演出家と見込んだロジャー・デ・ブリーを「トニー賞が取れるかも」というマックスの甘い囁き口説き落とす。出演者は、彼らの前で下品がダンスを踊ったスウェーデン娘のウーラ。ヒトラー役のオーディション、なかなかピッタリの俳優がみつからなかったが、脚本家のフランツが役者たちに手本を示そうとしたそパフォーマンスを見て、マックスは彼に決定した。さて、史上最低もショウはどうなることやら。
- CASTING
- ●ネイサン・レイン 1956年2月3日生まれ。ニュージャージー州出身。89年「The Lisbon Traviata 」でドラマディスク賞演劇部門主演男優賞とLA演劇批評家協会賞受賞。主な出演作は舞台/「Laughter on the 23rd Floor」(93)、「晩餐に来た男」(00)、「The Frogs」(04)。映画/「ライフwithマイキー」(93)、「バードゲージ」(96)、「マウスハント」(97)など。 ●マシュー・ブロデリック 1962年3月21日生まれ。ニューヨーク州出身。83年「想い出のブライトン・ビーチ」でトニー賞とシアター・ワールド賞主演男優賞受賞。主な出演作は「ウォー・ゲーム」(83)、「フェリスはある朝突然に」(86)、「グローリー」(89)、「ケーブル・ガイ」(96)、「ステップ・フォード・ワイフ」(04)など。 ●ユマ・サーマン 1970年4月29日生まれ。マサチューセッツ州出身。88年「ジョニー・ビー・グッド」で映画デビュー。94年「パルプ・フィクション」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞候補。主な出演作は「危険な関係」(88)、「ロビン・フッド」(91)、「恋に落ちたら」(93)、「カウバール・ブルース」(93)、「キル・ビル」シリーズ、「チェルシーホテル」(01)、「Be Cool」(05)など。 ●ウィル・フェレル 1967年7月16日生まれ。カリフォルニア州出身。95年から「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラー。主な出演作は「オースティン・パワーズ」(97)、「スーパースター爆笑誕生計画」(99)、「ザ・サバーバンズ」(99)、「ズーランダー」(01)、「メリンダとメリンダ」(04)、「奥様は魔女」(05)など。
- 配給会社
- ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント