ロシアン・ドールズ
バルセロナで多国籍の男女とアパートで共に過ごした日々から、5年歳月が過ぎた。久しぶりにロシアのサンクトペテルブルクで再会したスペイン時代の仲間達の中に、グザヴィエがいる。仲間の一人であるウィリアムの結婚式に出席するためだ。グザヴィエはパリ在住で、雑誌向けにラブ・ストーリーを寄稿する作家になっていた。今ではTVの脚本を頼まれることもあるが、行き詰まりを感じているのだ。祖父からは、「お前のフィアンセにはいつ会えるんだ?」と会うたびに催促される。彼は、自分にとってパーフェクトな女性を探すことがもはや使命となっていた。かつては恋人同士だった子持ちのマルティーヌとは今でも仲良し。彼女の服を買ったお店の販売員カッシアに、自分の電話番号を渡す。その後、カッシアから電話があり、二人の関係は親密になっていく。ある日、住んでいたアパートを出て行かなくてはならなくなったグザヴィエは、スペイン時代からの親友でレズビアンのイザベルの家に居候することになった。 マルティーヌやカッシアともケンカ別れをしてしまった。そんな時、ウェンディの弟ウィリアムがパリにやってくる。ひょんなことからウエンディはTVドラマの脚本を共同執筆を引き受ける。グザヴィエは、ウェンディとの執筆活動と同時に、元モデルとして有名なセリアのゴーストライターになるよう頼まれるのだった。こうしてパリとロンドンを行き来する生活になる。グザヴィエにとって、姉か妹のような存在のウェンディは仕事のことも恋愛のことも何でも話せる素敵な女性。友人であり仕事のパートナーという関係だった。一方でセリアとは遊びで付き合い始めるのだった。
- 公開日
- 2006年5月20日(土)
- 監督
- セドリック・クラピッシュ
- 脚本
- セドリック・クラピッシュ
- 撮影
- ドミニク・コラン
- 出演
- ロマン・デュリス セシル・ドゥ・フランス オドレイ・トトゥ ケリー・ライリー ケヴィン・ビショップ エフゲニィア・オブラツォーヴァ ルーシー・ゴードン イレーヌ・モンタラ ジヌディーヌ・スアレム クリスティナ・ブロンド
- 製作年
- 2004
- 製作国
- 仏=英
- 原題
- Les Poupees Russes/The Russian Dolls
- 上映時間
- 130
- INTRODUCTION
- バルセロナへの留学で知り合った、国籍の違う6人の青春を描いた「スパニッシュ・アパートメント」から5年。ヨーロッパの若者たちに圧倒的な支持を得て大ヒットを記録した1作目に続き、主人公たちの”5年後”を、軽妙かつリアルに描いたのが本作、青春群像劇「ロシアン・ドールズ」である。今回は、パリ、ロンドン、ロシアのサンクトペテルブルクと個性的な3つの都市を舞台に、30歳を迎えたグザヴィエが、新たな環境の中、またもや仕事や恋に悩みながらも成長していくさまをユーモアたっぷりに描き出している。スタッフ・キャストは、前作のメンバーが再結集。監督は、「猫が行方不明」「パリの確率」のセドリック・クラピッシュ。魅力的な主人公グザヴィエ役には、「愛より強い旅」「ルパン」「真夜中のピアニスト」など幅広い作品で活躍するロマン・デュリス。グザヴィエの元恋人でシングルマザーのマルティーヌには、「アメリ」で大ブレイクし、ハリウッド大作「ダ・ヴィンチ・コード」出演のオドレイ・トトゥ。ほか、セシル・ド・フランス、ケリー・ライリー、ケヴィン・ビショップなど若手スターが出演している。
- STORY
- バルセロナで多国籍の男女とアパートで共に過ごした日々から、5年歳月が過ぎた。久しぶりにロシアのサンクトペテルブルクで再会したスペイン時代の仲間達の中に、グザヴィエがいる。仲間の一人であるウィリアムの結婚式に出席するためだ。グザヴィエはパリ在住で、雑誌向けにラブ・ストーリーを寄稿する作家になっていた。今ではTVの脚本を頼まれることもあるが、行き詰まりを感じているのだ。祖父からは、「お前のフィアンセにはいつ会えるんだ?」と会うたびに催促される。彼は、自分にとってパーフェクトな女性を探すことがもはや使命となっていた。かつては恋人同士だった子持ちのマルティーヌとは今でも仲良し。彼女の服を買ったお店の販売員カッシアに、自分の電話番号を渡す。その後、カッシアから電話があり、二人の関係は親密になっていく。ある日、住んでいたアパートを出て行かなくてはならなくなったグザヴィエは、スペイン時代からの親友でレズビアンのイザベルの家に居候することになった。 マルティーヌやカッシアともケンカ別れをしてしまった。そんな時、ウェンディの弟ウィリアムがパリにやってくる。ひょんなことからウエンディはTVドラマの脚本を共同執筆を引き受ける。グザヴィエは、ウェンディとの執筆活動と同時に、元モデルとして有名なセリアのゴーストライターになるよう頼まれるのだった。こうしてパリとロンドンを行き来する生活になる。グザヴィエにとって、姉か妹のような存在のウェンディは仕事のことも恋愛のことも何でも話せる素敵な女性。友人であり仕事のパートナーという関係だった。一方でセリアとは遊びで付き合い始めるのだった。
- CASTING
- ●ロマン・デュリス 1974年5月28日生まれ。94年「青春シンドローム」デビュー。「ガッジョ・ディーロ」(97)と「パリの確率」(99)で、セザール賞の有望若手男優賞に2度ノミネート。そして、06年「真夜中のピアニスト」(04)でセザール賞最優秀男優賞にノミネート。「猫が行方不明」(96)、「スパニッシュ・アパートメント」(03)に続き、本作がクラピッシュ作品5度目の出演となる。 ●オドレイ・トトゥ 1978年8月9日生まれ。99年「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」でデビューし、セザール賞を受賞。その後、アカデミー賞にノミネートされた大ヒット作品「アメリ」(01)の主役を演じる。「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」(03)「ロング・エンゲージメント」(04)、「ダ・ヴィンチ・コード」(06)に出演。 ●セシル・ド・フランス 1976年生まれ。ベルギー出身。99年に映画デビュー。本作でセザール賞助演女優賞受賞。主な出演作は、「スパニッシュ・アパートメント」(02)、「ハイテンション」(03)、「80デイズ」(04)など。 ●ケリー・ライリー 1977年生まれ。イギリス出身。本作でセザール賞助演女優賞にノミネート。主な出演作は、「MAYBE BABY」(00)、「LAST ORDERS」(01)、「リバティーン」「プライドと偏見」「DEAD BODIES」(03)など。
- 配給会社
- 角川ヘラルド映画