バンジージャンプする
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1983年夏、大学生のシ・インウはある雨の日にテヒと運命的な出会いを果たした。二人は深く愛し合いながらもインウが兵役へ旅立つ夜、見送りに来るはずのテヒは朝になっても現れなかった。時は流れ、2000年春、愛の記憶だけを胸に抱いたまま、家庭を持ち、国語教師として新しい生活を送っている彼の前にテヒを思い起こさせるばかりの男子学生が現れ、インウは激しく動揺する…。
- 公開日
- 2005年3月19日(土)
- 監督
- キム・デスン
- 脚本
- コ・ウンニム
- 撮影
- イ・フゴン
- 音楽
- パク・ホジュン
- 製作年
- 2001
- 製作国
- 韓国
- 原題
- BUNGEE JUMPING OF THEIR OWN
- 上映時間
- 101
- INTRODUCTION
- ある雨の日、大学生のソ・インウ(イ・ビョンホン)は、彼の傘に突然入ってきた女性テヒ(イ・ウンジュ)と運命的な恋に落ちる。2人の恋は純情なインウをテヒが優しくリードする形で深まっていくが、それは始まりと同じぐらい唐突に終わりを告げてしまう。だがそれからもインウはずっと待ち続けていたのだ。テヒがまた自分の前に現れることを。そして17年後、その人がついに彼の前に現れる。韓国では、ここで描かれる「運命の愛」について、また『輪廻』『転生』についてや、恋人たちのその後についての大激論が勃発したという。主演は、『誰にでも秘密がある』で、美人姉妹3人を次々に虜にしていく色男をセクシーに演じたイ・ビョンホン。大ヒット主演作『JSA』の直後に主演して連続スマッシュ・ヒットを飾ったのが、本作『バンジージャンプする』だ。彼は『JSA』の成功によって舞い込んできた40本以上のシナリオの中から即座に本作を選びとったと言われる。イ・ビョンホンの実力に加え、テヒをみずみずしく演じるのは、『オー!スジョン』『永遠の片想い』『ブラザーフッド』のイ・ウンジユ。若手演技派女優ナンバーワンと謳われている。監督は、本作でデビューを果たした新人キム・デスン。
- STORY
- 大学生のソ・インウの傘の中に突然女性が飛び込んできた。1983年のある雨の日。白いブラウス姿がまぶしい彼女に胸をドキドキさせながら、インウは無言のまま傘を握っていた。。以来、インウは彼女の姿を探し求め、晴れの日でも思い出の傘を手にして、彼女が去ったバス停で何時間も過ごす。ある日、大学のキャンパスを横切る彼女の姿が見えた。同じ大学の彫刻科に学ぶ彼女の名前はテヒ。インウはテヒの姿を見ていたくて、自分の必須科目はそっちのけで彫刻のクラスに忍び込むのだった。それから、二人は交際を始めた。「煙草をかっこよく吸う人が好き」という彼女の言葉に、インウは悪友たちから喫煙方法の特訓を受ける。同時に彼女をベッドに誘う方法も伝授されるが、その通りに実行して彼女を激怒させてしまう。しかし、本当の自分に立ち返り、インウは悪友のアドバイスなど無視して、心からの気持ちを言葉にする。こうして2人の愛は時を経るごとに深まっていくのだった。そして兵役に行く夜、インウはヨンサン駅でテヒを待ち続ける。「少し遅れても絶対に待っていて」と彼女は言ったのだ。だが、朝になっても彼女は現われなかった。時は流れて、2000年3月。インウは、国語教師になり、担任になったクラスで挨拶をする。生徒たちに初恋の話を催促されたインウは、「一目見て恋に落ちた。雨の日に……」と眩く。はやしたてる生徒。その中でヒョンビンという女子生徒は、テヒと自分の恋そのものを言い表す言葉を言うのだった。インウはドキリとする。それ以来、インウはヒョンビンの言動が気になり始める。ヒョンビンの携帯の着メロは、遠い昔、夕焼けに染まった海岸でテヒが口ずさんでいたメロディーだった。そしてまたある時、授業中にヒョンビンの手元を見たインウは驚愕する。ヒョンビンはライターに彫られた人物画をスケッチしていたのだが、そのライターこそ、テヒがインウに贈り、兵役に行く前にテヒの手に戻したライターだったのだ。
- CASTING
- ●イ・ビョンホン(インウ) 1970年生まれ。韓国出身。漢陽大学仏文科、中央大学大学院新聞放送学科卒業。韓国のみならずアジアの女性たちから熱狂的な支持を受けているトップ・スター。主な出演作は、「誰が俺を狂わせるのか」(95)、「地上満歌」(97)、「我が心のオルガン」(99)、「JSA」(00)、「マリ物語」(01)など。 ●イ・ウンジュ(テヒ) 1980年11月16日生まれ。韓国出身。1998年テレビドラマ「白夜398」で女優デビュー。主な出演作は「虹鱒」(99)、「オースジョン」(01)、「そらの庭園」(03)、「アンニョン!UFO」(04)、「ブラザー・フッド」(04)、「永遠の片思い」(04)など。