サイドウェイ

(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX
小説家志望の国語教師マイルスは、2年前の離婚のショックからいまだに立ち直れない。ようやく書き上がった小説も、出版されるかどうか、出版社の返事待ち状態。そんなマイルスでも、ワインに関してはとても深い知識と愛情を持っていた。友人のジャックは、かつては人気タレントで、いまだにそれを武器に、相変わらず女性を口説いている。ところが、そんなジャックもとうとう年貢の納め時、アルメニア人の不動産屋の娘と結婚することになった。そこで二人は、ジャックの結婚とマイルスの小説の完成を祝して、結婚式前の1週間、二人してワイン・ツアーにでかけることにしたのだ。ワインやゴルフ三昧の気ままな男二人旅。マイルスは、人生の憂さをワインに夢中になることで粉らせようとしている。そんなマイルスが旅の途中で出会う、ワイン好きの魅力的な女性マヤ。さまざまな事件を通して、旅はいつしかマイルスが自分自身を見つめ直す旅へと変わっていくのである。
公開日
2005年3月5日(土)
監督
アレクサンダー・ペイン
脚本
アレクサンダー・ペイン ジム・テイラー
撮影
フェドン・パパマイケル
音楽
ロルフ・ケント
出演
ポール・ジアマッティ トーマス・ヘイデン・チャーチ ヴァージニア・マドセン サンドラ・オー メアリールイーズ・バーク M・C・ゲイニ
製作年
2004
製作国
原題
SIDEWAYS
上映時間
130
INTRODUCTION
カリフォルニア州サンタバーバラのワイナリー。のどかで美しい田園風景の中で繰り広げられる、可笑しくもちょっと哀しい人間模様。描いたのは、「アバウト・シュミット」(02)のアレクサンダー・ペイン監督。レックス・ピケットの同名小説を、切なさと優しさをにじませながらも、ペイン風コメディに仕上っている。主人公のワインを愛するダメ男マイルスを、「アメリカン・スプレンダー」(03)のポール・ジアマッティ。プレイボーイのジャック役を、「ジャングル・ジョージ」(97)や「スコーピオン」(01)のトーマス・ヘイデン・チャーチ。マヤ役に「レインメーカー」(97)のヴァージニア・マドセン、ジャックが恋に落ちるステファニー役に「トスカーナの休日」(03)のサンドラ・オーと、しっかり演技派が脇を固めている。「サイドウェイ」は批評家からの絶賛を受け、本年度ゴールデン・グローブ賞2部門受賞、ニューヨーク、ロサンゼルスの東西映画批評家協会賞作品賞W受賞他、数々の賞に輝き、2005年のアカデミー賞では、「脚色賞」を受賞している。
STORY
小説家志望の国語教師マイルスは、2年前の離婚のショックからいまだに立ち直れない。ようやく書き上がった小説も、出版されるかどうか、出版社の返事待ち状態。そんなマイルスでも、ワインに関してはとても深い知識と愛情を持っていた。友人のジャックは、かつては人気タレントで、いまだにそれを武器に、相変わらず女性を口説いている。ところが、そんなジャックもとうとう年貢の納め時、アルメニア人の不動産屋の娘と結婚することになった。そこで二人は、ジャックの結婚とマイルスの小説の完成を祝して、結婚式前の1週間、二人してワイン・ツアーにでかけることにしたのだ。ワインやゴルフ三昧の気ままな男二人旅。マイルスは、人生の憂さをワインに夢中になることで粉らせようとしている。そんなマイルスが旅の途中で出会う、ワイン好きの魅力的な女性マヤ。さまざまな事件を通して、旅はいつしかマイルスが自分自身を見つめ直す旅へと変わっていくのである。
CASTING
●ポール・ジアマッティ 1967年6月6日生まれ。ニューヨーク出身。本作の演技でニューヨーク映画批評家協会賞など多数の主演男優賞を受賞。主な出演作は、「交渉人」(98)、「プライベート・ライアン」(98)、「トゥルーマン・ショー」(98)、「マン・オン・ザ・ムーン」(99)、「クレイドル・ウィル・ロック」(99)、「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01)、「サンダーパンツ!」(02)、「ペイチェック 消された記憶」(03)、など。 ●トーマス・ヘイデン・チャーチ 1961年6月17日生まれ。テキサス出身。NBCの人気TVシリーズ「Wings」(90-95)「Ned and Stacey」(95)でアメリカでは広く知られている。主な出演作は、「ジャングル・ジョージ」(97)、「フリーマネー」(98)、「トゥームストーン」(93)、「スコーピオン」(01)、「モンキーボーン」(01)など。 ●ヴァージニア・マドセン 1963年9月11日、シカゴ生まれ。「恋のスクランブル」(83)、「禁じられた恋」(86)など80年代の青春映画で活躍。本作でニューヨークおよびロサンゼルス映画批評家協会賞他、多くの助演女優賞を受賞。主な出演作は「砂の惑星」(84)、「ホット・スポット」(91)、「キャンディマン」(92)、「レインメーカー」(97)、「アメリカン・ガン」(02)など。 ●サンドラ・オー 1971年生まれ。オンタリオ出身。10歳で初舞台を踏み、国立演劇学校で演技を学んだ。94年「Double Happiness」でジニー賞の主演女優賞を受賞。主な出演作は、「ビーン」(97)、「レッド・バイオリン」(98)、「写真家の女たち」(99)、「ブルー・イグアナの夜」(00)、「プリティ・プリンセス」(01)、「フル・フロンタル」(02)、「トスカーナの休日」(03)など。
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