北の零年
(C)2005「北の零年」製作委員会
幕末から明治維新へ。日本が大きく変わった時代。四国・淡路に暮らす稲田家の人々は明治政府から、北海道・静内への移住を命じられる。明治4年、第一次移民団546名を乗せて北海道へと辿り着いた。そして、小松原志乃は、すでに先遣隊として静内で開墾を始めていた夫の英明と再会する。稲田家の人々は、英明を中心に、この地に新たな自分たちの国を作ろうと希望に燃えるのだった。だが、寒さの厳しい北海道では淡路の作物は育たず、また第二次移民団を乗せた船が難破して多くの死傷者を出してしまった。失意の中、英明たちは、この土地と運命を共にすることを誓い合うのだった。英明は最新の農業技術を学ぶため、一人札幌へと旅立つのだった。