ヴェロニカ・ゲリン
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麻薬中毒者独特のうつろな目つきでぼんやりと佇む、ティーンエイジャーたち。サンデー・インディペンデント紙の記者、ヴェロニカ・ゲリンは彼らに声をかけた。。麻薬犯罪の実態を取材するために、危険極まりない地域へ足を踏み入れたのだった。平和に暮らす人々とは別に、麻薬売買で富を得る犯罪者の利益の為に、多くの子どもたちが尊い命を落としている世界があるのを見て、この事実を報道しなくてはならない、とヴェロニカは思った。そして、ヴェロニカは取材を開始する。ダブリンの裏組織に詳しいトレーナーや友人でダブリン警察の刑事から情報を聞き出し、関係があると思われる人々をつぶさに調べ訪ね歩いた。危険人物に対してもひるまず取材し、ありのままを記事にし続けた。彼女の執拗な取材は、麻薬売買組織の首謀者ジョン・ギリガンへと迫ることになる。ヴェロニカの自宅の窓ガラスに残された銃弾の跡。ヴェロニカに対しても警告が発せられたのだ。 だが、ヴェロニカはの信念を変えることはできなかった。再び取材を開始する。いよいよ組織の実態を突き止め、報道する準備が整った時、麻薬売買組織の首謀者ギリガンの屋敷のドアを叩いた。
- 公開日
- 2004年5月29日(土)
- 監督
- ジョエル・シュマッカー
- 撮影
- ブレンダン・ガルビン
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 米
- 原題
- VERONICA GUERIN
- 上映時間
- 98
- INTRODUCTION
- アイルランドの人々にとって、今もなお《勇気の象徴》として記憶されている、ヴェロニカ・ゲリン。1996年6月26日、犯罪組織に記事で戦いを挑み続けてきた彼女は、6発の銃弾に倒れた。その死によって、人々の心の中に眠っていた正義が目覚めたのだ。ヴェロニカ・ゲリンを演じるのは、ケイト・ブランシェット。「エリザベス」でアカデミー賞ノミネート他数々の映画賞に輝き、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで世界中の注目を浴びた演技派だ。彼女は本作のために一ヶ月もの間ダブリンに滞在。人々の心の中に生き続けるヴェロニカの精神を肌で感じて撮影に挑んだ。妥協を許さない記者としての顔と、家族を愛する女性としての側面を持った、この複雑な役を、その圧倒的な存在感で見事に好演している。本作品でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた。脇を固めるのは『マイ・レフトフット』でアカデミー賞助演女優賞を受賞のブレンダ・フリッカー他、アイルランドを中心に活躍する俳優たち。製作は数々のエンターテイメント作品で知られる名プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー。監督は「フォーン・ブース」「9デイズ」の実力派ジョエル・シュマッカーが担当している。
- STORY
- 麻薬中毒者独特のうつろな目つきでぼんやりと佇む、ティーンエイジャーたち。サンデー・インディペンデント紙の記者、ヴェロニカ・ゲリンは彼らに声をかけた。。麻薬犯罪の実態を取材するために、危険極まりない地域へ足を踏み入れたのだった。平和に暮らす人々とは別に、麻薬売買で富を得る犯罪者の利益の為に、多くの子どもたちが尊い命を落としている世界があるのを見て、この事実を報道しなくてはならない、とヴェロニカは思った。そして、ヴェロニカは取材を開始する。ダブリンの裏組織に詳しいトレーナーや友人でダブリン警察の刑事から情報を聞き出し、関係があると思われる人々をつぶさに調べ訪ね歩いた。危険人物に対してもひるまず取材し、ありのままを記事にし続けた。彼女の執拗な取材は、麻薬売買組織の首謀者ジョン・ギリガンへと迫ることになる。ヴェロニカの自宅の窓ガラスに残された銃弾の跡。ヴェロニカに対しても警告が発せられたのだ。 だが、ヴェロニカはの信念を変えることはできなかった。再び取材を開始する。いよいよ組織の実態を突き止め、報道する準備が整った時、麻薬売買組織の首謀者ギリガンの屋敷のドアを叩いた。
- CASTING
- ●ケイト・ブランシェット 1996年生まれ。、オーストラリア出身。1988年「エリザベス」でゴールデン・グローブ賞、BAFTAなど数々の主演女優賞を受賞した他、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。99年「リプリー」で、英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネート、00年「耳に残るは君の歌声」でフロリダ批評家賞を受賞。01年「バンデッツ」、「ロード・オブ・ザ・リング」シッピング・ニュース」での演技が高く評価され、全米評論委員会の助演女優賞を受賞。他の出演作は「ギフト」(00)、「ヘヴン」(02)、「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」(02)など。本作でゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネート。 ●ジェラルド・マクソーレイ 舞台で活躍する著名な俳優である。出演作にダニエル・デイ=ルイス主演作「父の祈りを」(93)、リーアム・ニーソン主演作「マイケル・コリンズ」(96)など。 ●シアラン・ハインズ ロイヤル・シェークスピア・カンパニーやロイヤル・コート劇場、ロイヤル・ナショナル・シアターの舞台にも立つ。映画出演作には、「オスカーとルシンダ」(97)、「ロード・トゥ・パーティション」(02)、「トゥームレイター2」(03)など。 ●ブレンダ・フリッカー 89年「マイ・レフトフット」で、アカデミー賞助演女優賞受賞。「ホーム・アローン2」は印象的。主な出演作は「エンジェルス」(94)、「ハネムーンは命がけ」(93)、「評決のとき」(96)、「レザレクション/クレアの奇跡」(99/TVM)、「極悪人/Resurrection Man」(00)など多数。
- 配給会社
- BVIJ