心の羽根

ベルギーの小さな町に住むブランシュは、夫ジャンピエールと5才になる息子アルチュールとの愛情に満ちた平穏な日々を送っていた。そこにアルチュールの死という悲劇が訪れる。ブランシュは、葬儀が終わっても息子の死を受け入れることができない。彼女は次第に心を病んでいき、いつしか、彼女にしか見えないアルチュールの幻影と時を過ごすようになる。
公開日
2004年5月15日(土)
監督
トマ・ドゥティエール
脚本
トマ・ドゥティエール
撮影
ヴィルジニー・サン=マルタン
音楽
シルヴァン・ショヴォー
出演
ソフィー・ミュズール フランシス・ルノー ユリッス・ドゥスワーフ アレクシス・デンドンケル コレット・エマニュエル ブーリ・ランネール
製作年
2003
製作国
ベルギー=仏
原題
Des plumes dans la tete
上映時間
110
INTRODUCTION
子供を失った若い母親が、その死を受け入れ自分を取り戻すまでの1年間。その時間を様々なイメージに満ちた美しい映像で描き出していく。この世に移り変わらないものは何一つない。人間もまた自然の一部であるという視点から描かれ、監督の東洋的な哲学が込められた作品である。監督トマ・ドゥティエールは、90年に短篇「私はあなたの隣人です」を発表し、各地の映画祭で受賞。以来、短篇映画の分野でフィクションやドキュメンタリーを監督してきた。本作で念願の長篇劇映画デビューである。この映画に登場する沼地は、彼が実際にバード・ウォッチングを楽しむ場所であり、ドラマはこの「ホーム・グラウンド」から紡ぎだされたのだ。主演のソフィー・ミュズールは、ベルギーの舞台女優で、映画はこれが初出演となる。監督のドゥティエールとは実生活でのパートナーであり、これまでも舞台やドキュメンタリーの製作に参加してきた。夫のジャンピエールを演じたフランシス・ルノーは、『ピガール』(94)、『堕ちてゆく女』(95)などに主演したフランスの演技派俳優である。
STORY
ベルギーの小さな町に住むブランシュは、夫ジャンピエールと5才になる息子アルチュールとの愛情に満ちた平穏な日々を送っていた。そこにアルチュールの死という悲劇が訪れる。ブランシュは、葬儀が終わっても息子の死を受け入れることができない。彼女は次第に心を病んでいき、いつしか、彼女にしか見えないアルチュールの幻影と時を過ごすようになる。
CASTING
●ソフィー・ミュズール ベルギーの舞台女優で、映画はこれが初出演となる。監督のドゥティエールとは実生活でのパートナーであり、これまでも舞台やドキュメンタリーの製作に参加してきた。ドゥティエールが次回作として準備する「大洪水」は、ふたりの共同脚本による(ただしソフィーは出演していない)。 ●フランシス・ルノー フランスの演技派俳優。『ピガール』(94)、『堕ちてゆく女』(95)などに主演。

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