イン・ザ・カット

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人と適度な距離を保ち、決して心の中まで踏み込ませない彼女、フラニーはニューヨークの大学で文学講師として働いている。彼女が唯一、心を許すのが腹違いの妹ポーリーン。彼女もうまく人を愛することができないでいるのだ。ある日、フラニーの家の近くで猟奇的な殺人事件が起きた。フラニーは犯人らしき人物を偶然目撃した。そして、刑事マロイが彼女のもとを聞き込み調査に訪れるのだった。フラニーの記憶に残っていたのは犯人の顔ではなく、その手首に彫られた「3スペード」のタトゥー。その事件をきっかけに、刑事マロイとの危うい関係や、難航する捜査、そして新たな事件が起こってしまうなど、フラニーの生活に変化が訪れる。そしてフラニーの運命を暗示するかのような不気味な詩の数々。激しく感情が揺れる中、フラニーの心の奥底にあった性が浮き彫りになっていく。
公開日
2004年4月3日(土)
監督
ジェーン・カンピオン
脚本
スザンナ・ムーア ジェーン・カンピオン
撮影
ディオン・ビーブ
音楽
ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
出演
メグ・ライアン マーク・ラファロ ケヴィン・ベーコン ジェニファー・ジェイソン・リー
製作年
2003
製作国
原題
IN THE CUT
上映時間
119
INTRODUCTION
本作『イン・ザ・カット』は、世界に衝撃を与えたスザンナ・ムーアのベストセラー小説の映画化だ。主演はメグ・ライアン、製作がニコール・キッドマン、そして監督は『ピアノ・レッスン』でアカデミー賞に輝いた女流監督ジェーン・カンピオン。ハリウッドの3人の才女が結集して、「女性の性(さが)」を描く問題作を完成させた。メグ・ライアンは、これまでのイメージを脱ぎ捨て、リアルで生身な女を演じ、新境地を開いた。当初、ジェーン・カンピオンは自作『ある貴婦人の肖像』で主演をつとめたニコール・キッドマンを念頭に脚本を進めていた。しかし、脚本に魅せられたメグが、監督のもとを訪ね、その場で演技テストを申し入たことから主演を彼女に決定したのだ。一方、二コールは本人の強い希望により、製作として名を連ねることとなり、ここに3人の才女による奇跡の作品が出来上がったのだ。刑事マロイには、『ウインドトーカーズ』のマーク・ラファロ、主人公フラニーの腹違いの妹ポーリーンには、『ロード・トゥ・パーディション』のジェニファー・ジェイソン・リー、神経症のニューヨーカー、ジョンには『インビジブル』のケヴィン・ベーコンが扮している。脚本は、カンピオンと原作者のスザンナ・ムーアが共同で執筆。撮影監督には、アカデミー賞受賞作『シカゴ』を手がけたディオン・ビーブ、衣装デザインは、二コール主演の『誘う女』で脚光を浴びたベアトリックス・アルーナ・パストールが手がけている。
STORY
人と適度な距離を保ち、決して心の中まで踏み込ませない彼女、フラニー(メグ・ライアン)はニューヨークの大学で文学講師として働いている。彼女が唯一、心を許すのが腹違いの妹ポーリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)。彼女もうまく人を愛することができないでいるのだ。ある日、フラニーの家の近くで猟奇的な殺人事件が起きた。フラニーは犯人らしき人物を偶然目撃した。そして、刑事マロイ(マーク・ラファロ)が彼女のもとを聞き込み調査に訪れるのだった。フラニーの記憶に残っていたのは犯人の顔ではなく、その手首に彫られた「3スペード」のタトゥー。その事件をきっかけに、刑事マロイとの危うい関係や、難航する捜査、そして新たな事件が起こってしまうなど、フラニーの生活に変化が訪れる。そしてフラニーの運命を暗示するかのような不気味な詩の数々。激しく感情が揺れる中、フラニーの心の奥底にあった性が浮き彫りになっていく。
CASTING
●メグ・ライアン 1961年11月19日生まれ。コネチカット州出身。大学在学中に「ベスト・フレンズ」(81)で映画デビュー。89年「恋人たちの予感」と93年「めぐり逢えたら」でゴールデン・グローブ賞候補となる。主な出演作は「ユー・ガット・メール」(98)、「星に願いを」(94)、「フレンチ・キス」(95)、「恋におぼれて」(97)、「シティ・オブ・エンジェル」(98)、「ニューヨークの恋人」(02)など。 ●マーク・ラファロ 1967年11月22日生まれ。ウィスコンシン州出身。「This is Our Yours」などオフ・ブロードウェイ公演で活躍。00年、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」でモントリオール 映画祭主演男優賞、L.A批評家協会新人賞を受賞。主な出演作は、「ラスト・キャッスル」(01)、「ウィンド・トーカーズ」(02)、「ノン・ストップ・ガール」(02)「死ぬまでにしたい10のこと」(03)、「ビュー・フロム・ザ・トップ」(03)など。 ●ケヴィン・ベーコン 1958年7月8日生まれ。フィラデルフィア出身。78年、「アニマルハウス」で映画デビュー。92年、「激流」でゴールデン・グローブ賞候補。主な出演作は「ダイナー」(82)、「フットルース」(84)、「JFK」(91)、「ア・フュー・グッドメン」(92)、「告発」(95)、「アポロ13」(95)、「スリーパーズ」(96)、「インビジブル」(00)、「コール」(02)、「ミスティック・リバー」(04)など。 ●ジェニファー・ジェイソン・リー  1962年2月5日生まれ。ロサンゼルス出身。80年、「他人の眼」で映画デビュー。「ブルックリン最終出口」(89)と「マイアミ・ブルース」(90)でNY映画批評家協会賞助演女優賞を受賞。01年「アニバーサリーの夜に」を監督する。主な出演作は「ルームメイト」(92)、「未来は今」(94)、「ショート・カッツ」(94)、「イグジステンツ」(99)、「ロード・トゥ・パーディション」(04)など。
映倫
20
配給会社
20世紀フォックス映画

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