ハート・オブ・ザ・シー
東京から2時間足らずの千葉県安房郡和田町は海・風・花の町。この自然豊な故郷に、典子は東京での一人暮らしの日々に別れを告げ、7年ぶりに帰ってきた。DJ・夏生、幼なじみの真智子や洋介、典子の親代わりである順次や栄子ら懐かしい人々も、彼女を温かく迎えてくれた。典子は、海と人々の優しさの中に安らぎを取り戻してゆく。順次が経営する「ライブバーJ」を手伝いながら、典子は真智子らにすすめられ、ボディボードを始めることになった。真智子は、若くして亡くなったプロボディボーダー“四方田冨士子”に憧れていた。杉山ファンの典子は、杉山清貴とも親交があったという冨士子の生き方に興味を覚える。ビーチで拾ったゴミを入場券にする、無料のコンサートをこの町で開催したい思う洋介。そこになんとしても招きたいのは、順次と栄子の昔のミュージシャン仲間でもある“杉山清貴”。典子は、出演交渉のため、洋介と共に海から海へと走り回る。ビーチクリーンコンサートは彼らの手で実現されるのだろうか。
- 公開日
- 2003年8月17日(日)
- 監督
- 錦織良成
- 脚本
- 横山雅志
- 撮影
- 柳田裕男
- 出演
- 須藤理彩 黄川田将也 マイク眞木 赤坂七恵 ミッキー・カーチス 杉山清貴 夏木マリ 高松しげお 渡辺えり 宇梶剛士 尾美としのり 神田利則 内野謙太 宮村優子 メイサツキ 松山幸次 大方斐紗子 氏家恵 コタニキンヤ
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 110
- INTRODUCTION
- 千葉県和田町を舞台にした爽やかな映画『ハート・オブ・ザ・シー』。本作は、海を愛するミュージシャン・杉山清貴と、2001年に他界したプロボディボーダー・四方田冨士子との友情が発端となって生まれた。自然と周りの人々を愛し、何よりも大切な“ボディボード”のためにその人生を捧げた四方田冨士子の信念・生き方。その確固たる思いは登場人物たちに脈々と受け継がれ、この映画にしっかりと息づいている。美しい和田浦の海が、この映画のもう一つの主役。杉山は、海を守るための活動にも積極的で、彼が毎年8月に鎌倉で行っているビーチクリーンコンサートは、本作でも大切なモチーフとして描かれている。監督は、海沿いの町を舞台にした感動作「白い船」が話題を集めた、錦織良成監督。出演は、本作が映画初主演となる須藤理彩。そして黄川田将也、赤坂七恵、神田利則、宮村優子ら、フレッシュな面々が顔を揃える。彼らをバックアップするのが、ベテラン俳優陣。夏木マリ、マイク眞木、ミッキー・カーチス。今年でデビュー20周年の杉山清貴も実名で出演している。全編を彩る杉山サウンド同様、彼の自然な演技や華麗なボーダーぶりも見逃せない。
- STORY
- 千葉県安房郡和田町――東京から2時間足らずの、海・風・花の町。この自然豊な故郷に、典子(須藤理彩)は東京での一人暮らしの日々に別れを告げ、7年ぶりに帰ってきた。DJ・夏生(宮村優子)、幼なじみの真智子(赤坂七恵)や洋介(黄川田将也)、典子の親代わりである順次(マイク眞木)や栄子(夏木マリ)ら懐かしい人々も、彼女を温かく迎えてくれた。典子は、海と人々の優しさの中に安らぎを取り戻してゆく。順次が経営する「ライブバーJ」を手伝いながら、典子は真智子らにすすめられ、ボディボードを始めることになった。真智子は、若くして亡くなったプロボディボーダー“四方田冨士子”に憧れていた。杉山ファンの典子は、杉山清貴とも親交があったという冨士子の生き方に興味を覚える。ビーチで拾ったゴミを入場券にする、無料のコンサートをこの町で開催したい思う洋介。そこになんとしても招きたいのは、順次と栄子の昔のミュージシャン仲間でもある“杉山清貴”。典子は、出演交渉のため、洋介と共に海から海へと走り回る。ビーチクリーンコンサートは彼らの手で実現されるのだろうか。
- CASTING
- ●須藤理彩 1976年7月24日、神奈川県生まれ。98年NHK連続テレビ小説「天うらら」のヒロイン役でデビュー。「救命病棟24時」、「最後の弁護人」などのドラマで活躍。2000年には野田秀樹作・演出のNODA・MAP「カノン」で初舞台。本作が映画に初主演。 ●黄川将也 1980年6月1日生まれ。ファッション誌等のモデルとして活躍。映画「ホワイトアウト」(00年)でデビュー。主な出演作は、「トワイライトシンドローム~卒業~」(00年)、「富江 re-birth」(01年)、「ナイトファンタジア 4 MOVEMENT」(01年)、「バトルロワイアル・ レクイエム」など。 ●赤坂七恵 1979年12月24日、神奈川県生まれ。雑誌でグラビアを飾り、ドラマ・CMでも活躍。主な出演作は、映画/「必殺始末人2」(97年)。テレビ/「彼女たちの時代」(99年)、「合言葉は勇気」(00年)、「もう一度キス」(00年)、「ロケットボーイ」(01年)、「真夜中の雨」(02年)など。 ●夏木マリ 1973年、「絹の靴下」で歌手デビュー。俳優としての活動が中心となり、ドラマ・映画・舞台で活躍。主な出演作は映画/「鬼龍院花子の生涯」(82年)、「里見八犬伝」(84年)、「男はつらいよ」(90~93年)、「Samurai Fiction」(98年)、「千と千尋の神隠し」(声の出演、01年)、「ピンポン」(02年)など。