ボウリング・フォー・コロンバイン
1999年4月、米コロラド州のコロンバイン高校。
トレンチコートを着た同校の生徒2名が校内でライフル銃を乱射、12人の生徒と1人の教師を殺害したあと自殺するという事件が起きた。銃による事件には慣れっこになっているはずのアメリカでも、さすがにこれはショックだった。にわかに銃規制の世論が高まる。そんな中、今アメリカで最も影響力を持つジャーナリストといわれているマイケル・ムーアが、自らマイクを握り、多方面の人々にアポなし取材を敢行する。この映画は、銃社会アメリカの病める裏面を、厳しく突き詰めてゆく硬派のドキュメンタリーである。アメリカには何故銃が必要なのか。全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンは言う。「アメリカの歴史は血にまみれた歴史だ。だから銃を持っていないと安心できない。」と。私たち日本人には、理解の範疇を大きく超えた彼らのロジック。それが堂々と正論としてまかり通るアメリカという国。確かに、彼らは病んでいる、そう思わずにはいられない。アメリカの素顔を知るためにも、この優れたドキ
- 公開日
- 2003年1月25日(土)
- 監督
- マイケル・ムーア
- 脚本
- マイケル・ムーア
- 音楽
- ジェフ・ギブス
- 出演
- (ドキュメンタリー)
- 製作年
- 2002
- 製作国
- カナダ
- 原題
- BOWLING FOR COLUMBINE
- 上映時間
- 120
- 配給会社
- 20世紀フォックス映画