サムライの子

(C)1963 日活
田島ユリは北海道の田舎にある他人の家に預けられていた。母は他界しており、父は屑屋で生計を立てていた。そんな父から、大都会の市営住宅に引っ越すと聞かされ、ユリは大喜び。しかし引っ越し先は、人から“サムライ部落”と呼ばれるオンボロ住宅だった。しかもそこには新しい母と弟が待っていた。新しい学校でも、ユミはサムライ部落の住民というだけで差別された。ある日、ユリたちの住む部落にノブシと呼ばれる放浪者たちが大挙してやってくる。ノブシは金のためなら犯罪もいとわない集団で、受け入れに困った市役所が、彼らをこの部落に押しつけてきたのだった。

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