力道山 男の魂
(C)1956 東宝
子供達に人気のある力道山は、今日も海辺で戯れていた。しかし力道山を暴力の権化の様に嫌う白井先生は子供達を連れ去った。そして力道山がサイン入りのポートレートを高く売りつけたと怒るのだった。犯人末松マネージャーを、力道山は一時馘にした。自棄になった末松は酒屋“たる”で力道山を罵倒したのでかえって客達に騒がれ酒屋の主人吾助から絞られた。損害賠償を払いに“たる”へ来た力道山は、ファン達からサイン攻めにあった。やがて濠洲選手ウィリー・トムソンとの試合が行われ、八百長をやろうと言う相手を、力道山はやっつけてしまい、白井先生達は誤解を解いた。ところが力道山と遊んだ子供俊彦が、友達光夫の空手チョップで傷ついたことを知って病院へかけつけた力道山は“小父さんも空手チョップを使わないから”と諭す。その頃殺人と異名あるマックスが来日、西半球選手権のタイトルを賭けて決戦することになった。