花と怒涛
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尾形菊治は、東京湾埋立地の負債をする村田組の飯場で土工たちの人望を克ちとっていた。ある夜菊治は村田組の小頭桜田と乾分に襲われた。近くの料亭からこれを見ていた馬族芸者万竜に助けられたが、反対に桜田にその度胸のよさをかわれた。ある日村田組とは大東電力の工事をめぐってライバルである玉井組の賭場へのりこんで菊治は一勝負挑んだ。とそこへかつて浅草六区で格闘寸前となった、不気味な殺し屋風の吉村と再会した。そんなある日菊治は政財界の巨頭重山音蔵にきにいられ組の小頭にとりたてられた。