ときめき海岸物語
日本でも有数のサーフィンのメッカとして知られる南紀州の新宮。地元の高校生である高岡と星野は、都会から来たマナーの悪いサーファーたちの車をパンクさせたりナンバーを曲げたりして、隣の漁港に住む山口と意気投合。三人で食堂に集まりサーフィンの話で盛り上がった。高岡と星野はサーフィン全日本選手権への出場を勧めるが、母子家庭の山口は母親と自分の仕事を理由に断念する。食堂の一人娘で山口に想いを寄せる春江は、離婚した母に引き取られ大阪へ移ることになり、山口に「好きだった」と告白し町を去っていった。山口は整備工場に転職し働いていたが、社長と口論し工場を辞め、湘南で行われるサーフィン大会への出場を決意する。