昭和枯れすすき
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新宿署刑事の原田は、洋裁学校に通うたったひとりの妹・典子とアパートで暮らしていた。母が失踪し父は事故死したふたりは、12年前に青森から上京してきた。原田は父親代わりのように妹をかわいがったが、ある日、典子が新宿でガラの悪いチンピラ・吉浦と一緒だったという噂を耳にする。真面目に通っているはずの洋裁学院を辞め、原田の心配をよそに反抗する典子。そして間もなく、吉浦が殺される事件が発生。殺害現場には典子のペンダントが落ちていた。このままではたったひとりの妹に、兄は手錠をかけなければならないことになる…。