一心太助 男の中の男一匹
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今日は一心太助とお仲の婚礼の日である。仲人は大久保彦左衛門。長屋の連中は、太助を紋付羽織の花婿にこしらえ上げた。が、神尾主膳の賭場を荒して追われた弦太がころがりこんで来、長屋は大混乱、太助の晴着もズタズタになった。彦左と花嫁を前にした太助は、素裸の晴姿を見せた。ところが、スイートホームには次次と邪魔が入る。弦太に続いて、大久保家の用人喜内の隠し子糸吉と鯉平が居候にころがりこんだ。次に、お仲の友達お恵とお光が出て来るという始末である。その頃魚河岸には魔手がのびていた。悪商人丹波屋と結託した神尾主膳、南町奉行備前守の兄弟だ。折も折、彦左衛門が急死した。