霞ヶ浦農科大学、菌類学科の学生である花山児太郎と同じく菌類学科の学生の香取啓介は相変わらず、菌類学科の教授である岡野に良いようにこき使われていた。ある日、花山達は岡野の命令で南極の氷を運搬することに協力させられる事となった。長年の夢だった南極の氷の研究に没頭する岡野だったが、運搬の際に利用したトラックに少年と一匹の虫が紛れ込んでいたとは夢にも思わなかった。少年の名前は猟介。大学の倉庫で盗み食いしたいた猟介は、経済人類学科の学生である森田次郎に見つかってしまう。森田は猟介に、盗みを見逃す代わりに、猟介に室内の掃除を命じるのだった。そして南極の一匹の不思議な虫を巡って、花山、香取と森田、猟介が出会う事となるが、その虫は売名行為の岡野や、金目当てのロシア人を巻き込み、大学を舞台に虫争奪バトルが巻き起こる!果たして虫は最後に誰の手に渡るのか?
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岡野教授の南極生物譚
2020年3月20日(金)公開