描きたい、が止まらない
2019年1月26日(土)公開
滋賀県に住む自閉症の古久保憲満さん(23歳)。7年前から取り組んできたのは、ボールペンと色鉛筆だけで描く縦1.6m、横10mの超細密画だ。今、精神疾患や障がいを抱える人たちなどが独自の発想で創り出す芸術、「アール・ブリュット=生の芸術」が熱い。〝評価される〟〝売れる〟といった価値ではなく、ただ〝描きたい〟という思いだけで作る純粋な芸術。その分野で世界も認めるのが古久保憲満さんだ。3歳から絵を描き始め、これまで300点の作品を描いてきた。今、憲満さんは新しい挑戦を始めている。現実の世界でこれからどう生きていけばいいか? 自立するために、自動車の運転免許取得に挑戦。何事にも前向きに挑んでいく健気な姿に2年半にわたって密着。ドキュメンタリー。