ファースト・コンタクト
2019年1月11日(金)公開
“ヴォイド”。のちにそう名付けられる現象が衛星軌道上に現れたのは突然だった。国際的宇宙関連組織「スペースエージェンシー」による調査が始まり、ヴォイドからは生命の存在を示唆する電波が発せられていることが判明。無人機での調査の結果、その内側は光に包まれたトンネルになっており、その先に何かがあることまでがわかった。これ以上は直接人間を送り込んでの調査が必要だ。が、とても生身の人間に耐えられるミッションではない…。予断を許さぬ状況に陥った組織は、ついに禁断の領域に足を踏み入れる。それは、人工の合成ボディーに生きている優秀な人間の脳を移植するという、国防機関が秘密裏に開発した「ヒューマン2.0」の技術だった――。