映画界屈指の一流スタッフが日本×台湾から集結『雨の中の慾情』異国情緒溢れる世界観に酔いしれる新場面写真が到着!

©2024 「雨の中の慾情」製作委員会
8月21日(水)

『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督がつげ義春のシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」を原作に独創的なラブスト―リーとして映画化した最新作『雨の中の慾情』より、新場面写真が到着した。

アジア映画で史上初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積み、長編映画デビュー作『岬の兄妹』(18)で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三監督。予測不能の展開が話題を呼んだ『さがす』(22)や、国内はおろかアジア圏で高く評価された「ガンニバル」(23)など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた彼がこのたび挑むのは、今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」等で知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映画化だ。メインキャストは成田凌、中村映里子、森田剛。二人の男と一人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリーが誕生した。


解禁となった本作の場面写真は、すでに解禁となっているティザービジュアルを用いたメイン写真に加え、成田凌演じる義男、中村映里子演じる福子、森田剛演じる伊守の姿を中心に捉えたもの。本作で主演の成田が演じる売れない漫画家・義男は、森田演じる自称小説家の伊守とともに、引っ越しの手伝いに駆り出された先で中村映里子演じる福子に出会う。福子は離婚したばかりで、艶めかしい魅力をたたえており、義男は一瞬で福子に心を奪われてしまうのだ。この瞬間から、二人の男と一人の女の数奇なラブストーリーが広がっていく。


伊守とともに引越し作業を進める義男の姿や、俯きながら優しい笑みを浮かべる福子と、それを見つめる義男の切ない姿が切り取られた一方、妖艶な魅力を放つ福子のそばで、彼女の手を取る伊守との2ショット。さらに、つげ義春と言えばこの人、といえる竹中直人が演じる尾弥次と共に、義男・福子が車に乗り込み、どことなく緊張感を漂わせる気になる1シーンも。自室から何かを必死に覗き見ようと義男の姿など、本編への期待と想像が膨らむ。


解禁となった場面写真からは、ほぼ全編を台湾で撮影したからこその、異国情緒溢れる世界観が堪能できるのもポイントだ。2023年3月に、劇中のほとんどのシーンを台湾中部の嘉義市で撮影した本作。劇中の1シーンを切り取っただけであるはずの画像の端々からは、昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが残る嘉義市の趣ある風景の中に、片山監督が生み出した『雨の中の慾情』の世界が溶け込んでいることが伺える。


台湾での撮影には、『キングダム』(19)、『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』(19)といった作品で、台湾・中国・香港ロケに協力してきたキーマンとなる劉士華がプロデューサーとして参加。義男の部屋には、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)も担当した台湾映画界のレジェンドとも言える随一の美術・質感(エイジング)師の陳新發が“汚し”を施している。美術には、ポン・ジュノ監督の『TOKYO!』で片山監督と現場を共にした磯貝さやかがクレジットされており、現地のロケーションを台湾のスタッフが映画美術として具現化していく見事なコラボレーションが実現した。その他にも、日本と台湾、双方から超一流のスタッフが集結し、各々の才を持ち寄ることで、唯一無二の世界観を構築している。


美術だけではなく、『死刑にいたる病』(22)や『エゴイスト』(23)といったヒット作に引っ張りだこの撮影・池田直矢&照明・舘野秀樹、録音・秋元大輔、『さがす』から『ゴジラ-1.0』(23)まで手掛ける音響効果・井上奈津子といった面々に加えて、衣裳デザイン・扮装統括を「岸辺露伴は動かない」(20~)『翔んで埼玉』(19)『シン・仮面ライダー』(23)等の柘植伊佐夫が担当するなど、各パートで個性を発揮した一流スタッフたちの仕事ぶりは、場面写真1枚1枚から感じ取ることができる。成田凌、中村映里子、森田剛に竹中直人といった豪華実力派俳優陣が魅せる表情とともに、ぜひ『雨の中の慾情』の世界に酔いしれて欲しい。


11月29日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

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作品紹介

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