『劇場版モノノ怪 唐傘』より、アイナ・ジ・エンドが歌う「Love Sick」の映画オリジナルバージョンのMVが公開された。
『モノノ怪』は、2006年に異例の高視聴率を記録した『怪~ayakashi~』の一編「化猫」から派生し、2007年に放送されたテレビアニメシリーズで、謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪が引き起こす怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語。CGと和紙テクスチャを組み合わせた斬新な手法で生み出された絵巻物のような唯一無二の世界観と、主人公・薬売りのミステリアスな魅力は視聴者を惹きつけ、放送以来根強く愛されている。コミカライズやノベライズ、近年では舞台化など新たなファンを獲得し続けている『モノノ怪』が、17年の時を経てついに劇場版となり、男子禁制・豪華絢爛な大奥を舞台にした新たな物語が誕生した。
本作の主題歌は、アイナ・ジ・エンドが歌う「Love Sick」。映画にインスピレーションを受けた情念を揺さぶるような歌詞とアイナ・ジ・エンドの儚くも力強い歌声で映画の世界観を彩っている。作品を初めて見たとき、「自分の引き出しにない色彩感覚で、こんな世界観あるんだ!という驚きが絶え間なく続いた。」というアイナ・ジ・エンド。今回の楽曲は和のテイストを大切にし、自身としても挑戦した楽曲だそうだ。そして本楽曲は、TK (凛として時雨)による楽曲プロデュース。美しく儚い、それでいて攻撃的なサウンドとエモーショナルなメロディにアイナ・ジ・エンドの叙情的な"叫び”が聴く人の内面に渦巻く業と願いを掻き立たせるようなキラーチューンとなっている。
■『劇場版モノノ怪 唐傘』主題歌「Love Sick」Animation Music Video
「Love Sick」のアニメMVは、未解禁の本編をふんだんに使用した映画オリジナルバージョン。作品の世界観とアイナ・ジ・エンドがイメージしたという和のテイストがピタリとはまり、リズムにぴたりと併せたシーンのカット編集も心地いい。また、セリフはなくとも情念渦巻く大奥で生き抜く女性たちの様々な表情から「個を殺し集団に染まることを強いられる生き辛さ」という現代にも通じる本作のテーマがひしひしと伝わってくる、本編への期待が高まる内容となっている。
7月26日(金)より全国ロードショー