まばたき禁止のシモキタ爆走ノンストップ・エンターテインメント『シモキタブレイザー』主演・佐藤嘉寿人と赤名竜乃介のインタビュー解禁!

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2月15日(木)

700馬力のアメ車が下北沢を爆走!?下北沢出身監督が仕掛ける、予測不能の貧困青春爆走コメディ『シモキタブレイザー』より、主演を務めた佐藤嘉寿人と赤名竜乃介のオフィシャルインタビューが到着!


―脚本を読んだ感想を聞かせください

佐藤:初めて脚本を読んだ時はちょっと重たい話かなと思っていました。若者がお金がなくて自分の愛犬が病気になっちゃって、闇バイトに手を染めていくっていう社会派のシリアスな話なのかなと思ってたんですけど、衣装合わせで監督に「これはコメディだよ」って言われて、そこから脚本の読み方が一気にガラッと変わりました。

赤名:僕も第一印象は同じイメージでした。闇バイトってまあ正直僕にはあんまり親近感のあるものではなくて、最初は別世界の話のように感じていました。でもその時期に結構そういうニュースというか、それこそちょうど撮影のタイミングに銀座で闇バイトが宝石店強盗ってニュースもあって、その時から意外と身近に感じられるようになりました。その中で台本を読み返して、今作を観た人に今のリアルというか、お金がなくて困っている子たちが闇バイトに手を出しちゃう、そういうリアルさとか生々しさは届けられるのかなっていうのが第一印象でした。

―自身の演じたキャラクターに関して教えていただけますか?

佐藤:ちょうど僕自身が新たな道に進んだタイミングでもあって、僕にとって俳優として再スタート1本目の作品だったんですけど、台本読んでKENに入りこめたというか、その心境に自分もすごく近かったのでその思いをそのまま乗せて目の前で起きることに必死に生きていくKENの姿を意識して演じました。

赤名:逆に、僕とSMOKYってかなり違うと思うんですよ。似ている部分あまりないんです。ちょっと世の中を舐めているなと。でもその中で自分が持った芯っていうか、舐めてるなりにプライドがあるんだと台本を読んで気がつきました。
熱を入れた部分で言うと、撮影入るまでにレゲエに触れたことがなかったんで、まず「ボブ・マーリー」を聞いてみたりとか、そういう小さなことから触れていこうかなっていうのを撮影前にすごい意識しました。

―今作は闇バイトについて触れています

赤名:先ほども述べましたけど、世の中を舐めてるってところも理由としてあるのかなって。お金を稼ぐことって楽なことじゃないけど、しんどい思いはしたくないからとりあえず、多少リスクを負ってでも楽して稼ごうっていう考えの若者がいるのも事実かなって。それは良くないなって思いつつもその人にも色んな理由があるとは思いますけど。

佐藤:SNSが普及しているのですごく闇バイトっていうのが身近になってしまった部分ありますね。X(旧:Twitter)でもそういうのあるし、スマホ1つあればできる世の中になってしまったっていうのが1つ原因でもあると思います。だからってじゃあ自分が何ができるかとかそんな大層なことは政治家でもないし難しくて、でも考えることはできるかなって。本作を通じて一人でも多くの人がそれについて考えるようになればいいなと思います。

赤名:仮に親しい仲間が闇バイトに手を出してしまった時に、知識があればちょっとでも止められるんじゃないかなって思います。考えることはやめちゃダメなのかなっていうのはすごい感じますね。

―今作ではKENはタトゥーアーティストの設定ですが、タトゥーに嫌悪感を抱く方が世間にはいらっしゃるかと思います。

佐藤:個人的にはその考え方がもう古くなってきたんじゃないかなっては思います。
実際に撮影期間中ずっとそのタトゥーシールをしてる状態で生活してたんですけど、僕に対する接し方が全く違うことに気づきましたね。店員さんだったり、話す人がある意味すごく優しかった。やっぱり威圧感があるんでしょうね。周りからどんな人なんだろうっていう目でも見られていたのかなってすごく感じました。なんかいつもとは違う視線を撮影期間中すごく感じていたんです。それはすごく不思議な感覚でした。

赤名:個人的には別に小さいことだから気にしなくてもいいんじゃないかなっていうのは少しあります。でも僕はアメリカ留学を少ししていたんですが、日本で生活するのであれば多少生きづらくなるだろうなとは思いますね。

―これから今作を観ていただいた方々に対してメッセージをお願いします。

佐藤:人それぞれこの作品に込められているメッセージ的な部分の受け取り方って結構違うのかなと思うんですけど、すごくハッピーになる人もいれば、闇バイトでこういうこともあるんだとか、必死にこの若者がお金がない中で生きていく姿に感動する人がいたりと本当に受け取り方は様々だと思います。それを一つでも感じ取っていただけたら僕らもすごく嬉しいです。
この『シモキタブレイザー』という下北沢を題材にしてる作品で、もっともっと世界にシモキタを流行らせていけたらいいなというのと、是非『シモキタブレイザー2』もやりたいなと思います!

赤名:本当に今、佐藤君が言った通り現在を感じれる部分がある作品ですし、なんといってもコメディーなので2回目3回目と観る度に笑いのポイントが全然違って見れる部分もあると思います。ぜひ何度も劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。それが本当に『2』につながって、また続編を皆さんにお届けできたら僕達ももっともっと嬉しいですし、この作品の面白さが世に届けられたらいいなと思います。

また、本作の公開を記念して、佐藤嘉寿人、赤名竜乃介(ビデオメッセージ)、青木謙、倉冨なおと、出口亜梨沙、寺地拳四朗、安藤光造監督が登壇の舞台挨拶の開催が決定!舞台挨拶のチケット販売は本日19時よりオンライン先行発売予定!詳細は下記劇場ホームページへ!

ヒューマントラストシネマ渋谷HP

2月16日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー

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