アメリカ発のポップカルチャーアイコンとして、映画・アニメ・ゲーム・アパレルなどを通じ幅広い世代から支持を集める大人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』より、“世界中で最も愛されるカメ”たち4人が、アメリカンコミックタッチの躍動感あふれる新たなビジュアルで登場する劇場アニメ映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』。8月23日(水)、日本語吹替版完成報告会見が開催。イベントには、カメたち”タートルズ”のリーダーレオナルドを演じた宮世琉弥、カメたちが最初に出会う人間であり勝気で会話センス抜群の女子高生エイプリルを演じた齊藤京子(日向坂46)、人間社会の乗っ取りを目論むスーパー知能を持ったハエのミュータント スーパーフライ役の佐藤二朗が登場した。
本作への高い期待を物語るように、会場いっぱいに詰めかけた報道陣の前に、多くの報道陣がカメラを構える様子に3人は「スゴイ!嬉しいですね!!」と笑顔を見せた。宮世はストリート風のセットアップに青いバンダナ、齊藤は黄色のジャケットとブーツをロングスカートに合わせ、佐藤は毒々しい色合いのグラデーションがかかったシャツ、とそれぞれが演じたキャラクターをイメージした華やかなコーディネートで、衣裳に注目が向くと佐藤がさっそく「全く流れを無視しますが、この間スタイリストの方が発した単語がまったくわからなくてすごく驚かれて、専門用語かな?と思っていたらその場にいた方が全員知ってたんです。宮世くん齊藤さん、スリッポンって知ってます?記者の方々もどうですか??あ、でもこれ以上はいきなり会見の時間をスリッポンに割くわけには・・・!私はハエの役、実はハエ役は2回目です。ハエをやったり、うんこの役をやったり…(笑) 今回は非常に強いハエの役で、非常に面白い映画なので、どうぞちゃんと良い感じで扱ってください!ハハハ!」と初っ端からフルスロットルで飛ばし、会場が大いに沸きあがり一気に和やかムードへ。
宮世は「お集まりいただきありがとうございます、楽しい時間にしたいと思います!アニメーションの新しい絵の独特なタッチがすごく好みで、何と言ってもシーンに合わせた音楽が懐かしい曲から最近の流行っている曲まで流れて、幅広い世代の方が楽しめると思います!」と爽やかに挨拶をすると、佐藤は「君は本当に19歳!? 満点の回答!」と感心しきり。齊藤は「アフレコのときは1人だったので皆さんにお会いするのが楽しみで、会見ということでちょっと緊張もしています」と話しつつ、「すごく心があたたまる映画だと思います!正義感に溢れて、誰が見ても心があたたまる作品ですし、絵の色味もとても鮮やかで素敵でした。」と映画の魅力を語ると、佐藤は「先輩はスリッポンから話し始めたのに2人は本当に立派だね」とポツリとこぼして笑いを起こしながら、「アニメーションが本当にすごい。見たことのないような、あえてスマートじゃないんだけどとても味のある絵面で、『監督が“高校生の落書き”をイメージした』と聞いた。僕もすごく印象に残ってます。一緒に観た息子もすっげーおもしろかった、お父さんのハエが筋肉ムキムキだったね、と喜んでました」と重ねてアピールした。
アフレコ収録が別々だったこともあり、それぞれ互いの収録の模様を映像で振り返ることに。
まずは宮世から、ティーンエンジらしくヤンチャでおどけたところもありながらリーダーとしての強さも併せ持つレオナルドを軽快に演じている様子が流れると、斎藤が「すごい!貴重ですね!レオだった!」とたかぶり、佐藤からも「声が裏返るところとか凄く言い、このシーン好きですよ」と褒められた宮世は少々照れくさそうにしつつ「レオ!」と声を裏返させるセリフを生披露。さらに「声優を務めさせて頂くのが初めてでド緊張しながらやってたんですが、スタッフさんに緊張をほぐされアドバイスをもらいながらやっていました。事前に練習用の動画をいただいたので家で練習しました。のどを壊してはいけない、と思って薬を飲んだり」と振り返ると、齊藤も「私ものどの薬飲みました。絶対壊したらダメ、終わる、と思って」と同じエピソードに大いに共感、佐藤はジョーク交じりに「俺も、飲んだ・・・正直言うと飲んでないし家での練習も…その場で感じようと思ってね!」と若い2人の仕事へ取り組む姿勢に感嘆した様子だった。
齊藤のアフレコ風景も流れ、宮世と佐藤から「おおー、やっぱり本当に合ってますよね!」と言葉をかけられた齊藤は恐縮した様子をみせつつ「常に大声を出しているような役で、普段のトーンと違って発生が常に叫んでいるような状態だったのでクッタクタになりましたがすっごく楽しかったです。私がいちばん最初の収録で、まわりで聞こえるセリフが全部英語、自分だけが日本語。雰囲気とかこれで合ってるのかな?と難しかった。」と思い返すと、宮世も「僕も本当にクタクタになりました」、佐藤も「普段使っていない筋肉、入れていないギアを使うから本当にヘットヘトになるよね」と揃って同意見。
佐藤が「2人とも吹替初めてなんですよね、俺けっこうやっちゃってる~」と堂々と先輩風を吹かせる様子に2人も会場も笑いに包まれながら「やるたびにプロの声優さんへのリスペクトが高まるし毎回緊張しながらやっていて、偉そうに言うわけでは全くないんですが、お2人は初めてということなのに、こうしてやろう、みたいな変な色気を乗せずに素朴でナチュラルに役に合ってましたよね」と話し、自身のアフレコ収録の映像が流れると「自分のかけてる老眼鏡にしか目がいかない」と照れ隠しのようにコメント。「最初に声を出してみた時に、あ゙あ゙と少し喉が絡んだような声が出てコレいいなと思ってそれで全部やりました。普段の僕のマイルディな声とは違ってね、ダーティカルなね」とアピール。宮瀬が「佐藤さんがやられると聞いて、どんな風に演じられるんだろうと楽しみでワクワクしてました。完成した映画でやっと聞けて、うわあすごい・・・!本当に圧倒的!と。」と目を輝かせ、齊藤にも「私も映画観ていて、佐藤さんキタ!とめっちゃ思いました!」と言われた佐藤は「ほんと?どんどん褒めて!褒められるの大好き!」とホクホク。
演じたキャラクターがそれぞれ夢や野望を抱いていることから、自身の叶えたい夢に話が及び、宮世が「僕、佐藤さんのツイッターめっちゃ見るんです!ぜひ僕をおもしろく出してほしい!」と懇願すると佐藤は「現Xね!」と大笑い、齊藤も「それいいな~私も夢だな」と乗っかったところで佐藤が「おい齊藤!その姑息な逃げはずるいぞ!(笑)」と鋭いツッコミが入り、齊藤は改めて「また吹替をやりたい、と本当に思いました。また挑戦したいです」と意欲を燃やすも、佐藤が「ごめんなさい、このあと自分の夢を発表しなきゃと考えてて全然聞いてなかった…」との衝撃発言に齊藤が「ウソでしょ!しっかりしたこと言ったのに!!(笑)」と苦笑いする場面も。佐藤は「以前にハエの役をやった作品では、うんこ、トイレットペーパー、北風、花粉、地面、地球とか全然人間じゃない役をやってきた。もうちょっと人の役をやりたいですね」とパワーワード連発で会場を沸かせていた。
この会見の締めとして、劇中でマンホールの奥、下水道で謎の液体“ミュータンジェン”に触れたことでミュータントとなったタートルズたちの設定にもなぞらえ、直径約60cm・マンホールサイズの巨大ピザが会場に登場!その大きさと、漂う良い匂いに盛り上がっていると、なんとこのピザがお値段10万円であることが発表され「え!!ウソ!?10万円!?!?」と一同仰天。さらに緑一色の“ミュータンジェン”ドリンクも手に、完成報告に相応しいお祭りムードのなかで盛大に乾杯が執り行われ、改めて佐藤は「世代を問わずに老若男女いろんな方がスカッと出来るし笑えるし、タートルズの4人を間違いなくみんな好きになる。ぜひ多くの方に観ていただきたいということと、フザケ風味のこともたくさん話してしまいすみません、今日の私はシラフであることを申し上げておきたいです!」と最後まで会場を沸かせ、齊藤も「1時間40分のあいだずっと心があたたまる作品。見終わったらタートルズの大ファンになって、私もこれからタートルズグッズを買いあさろうと思っています。絶対に大好きになると思いますのでぜひ観てください!」とアピール、宮世も「このような歴史あるアニメの吹替を務めさせて頂いたことがすごくうれしく、諦めなければ夢は叶うんだ、と前に押してくれるような作品だと思います。沢山の方に観ていただきたいです!」と力を込めて宣言した。
9月22日(金) 日本公開!